ママ友を親子を車に乗せることに
現在6歳になる息子が通う幼稚園で、卒園前のレクリエーションがありました。会場は少し遠い公園だったのですが、同じクラスのママ友から「うちは車がないから、当日一緒に乗せていって。息子くんもいた方がうちの子も喜ぶし、あなたにとってもその方がいいでしょ?」と送迎を頼まれたのです。
まるでお互いのためであるかのような口ぶりに、少しモヤッとしてしまいました。しかし、これだけで断るのも角が立つかもしれないと思い、私は引き受けることにしたのです。
ところが当日、彼女は集合時間に15分も遅れてきました。さらに車に乗り込むなり、自分の子にボロボロとこぼれやすいスナック菓子を渡し、シートが汚れても「ごめんねー」と笑って済ませるだけでした。往復1時間以上の運転でしたが、ガソリン代や駐車料金を分担する話は一切ありません。目的地に着いても「運転お疲れさま」や「ありがとう」の言葉もなく、当然のように降りていく後ろ姿を見て、なんだか虚しい気持ちになりました。
数日後、彼女から「この前はありがとうね。あのね、なんか明日雨みたいだから、幼稚園の送り迎えも乗せてってくれない?」とLINEが届きます。完全に当たり前のことになっている――その図々しさに、言葉が出ませんでした。
この経験から、安易に親切心を出してしまうと、相手のペースに巻き込まれてしまうこともあるのだと気がつきました。一度受け入れると、それが当然の権利のように思われ、感謝の言葉すらかけてもらえなくなるのだと、身に染みて感じたのです。
それからは、適度な距離感を意識するようになりました。無理な要求には、きちんと断る勇気を持つことだと思い、ときには断るようにしています。親切にすることと自分を守ることは自分で両立しなくてはいけないと学んだ出来事でした。
著者:田口桜/30代女性/30代で6歳の息子を育てる母。現在はパート事務をしながら、元気いっぱいの息子の育児に奮闘中。趣味は料理と、たまに息抜きで行くカフェ巡り
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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