私は1人目と2人目の子どもを無痛分娩で出産しました。その病院では、無痛分娩は子宮口の開き具合などから計画分娩になります。陣痛が始まる前から麻酔を入れるので、1人目では陣痛を経験していません。しかし2人目は、陣痛を経験した後の無痛分娩となりました。2人目にして初めての陣痛体験をご紹介します。
陣痛がわかるのか心配だった
「2人目はお産の進みが早いから気を付けて」と、病院側から何度も言われていました。さらに、陣痛が10分間隔になるころには病院に連絡するようにとのこと。私は1人目では陣痛を経験していないので、陣痛が来たときに「これが陣痛だ」とわかるのだろうかととても不安でした。
妊娠37週3日の朝に生理痛のような腹痛と少量の出血がありました。これがおしるしなのか、高位破水なのか判断がつかず、病院に連絡をし、入院準備品を持って病院へ向かいました。診察の結果、破水はしておらず、週数もまだ早いのでそのまま帰宅となったのです。
妊娠38週0日の夜に腹痛が!
妊娠38週0日、2歳の娘を寝かしつけたあと、下痢のような鈍い腹痛に襲われました。もしかすると陣痛かもしれないと思い、陣痛アプリで間隔を計測してみましたが、今ひとつよくわからず……。
私の感覚としては、完全におなかをくだしたときの痛みでした。すぐさま陣痛と下痢の痛みは区別がつかないものなのかネットで検索。「陣痛は出してはいけない下痢を我慢するような痛みだった」という内容の体験談を見つけ、「今まさにそれだ! やっぱり陣痛なのか、いや、でも下痢っぽいしどっち!? 」と1時間ほど迷いました。でも、だんだん痛みが強くなってきたので、病院に連絡すると「すぐに来てください」とのことでした。
子宮口7cmで入院に!
家ではわかりにくかったのですが、タクシーに乗ったあと、痛みが来たときと引いたときの差がはっきりわかり、これは陣痛だなと確信しました。このころには、下痢よりも生理痛のような、しめつけられるような痛みになっていたのです。
病院に着いてすぐに内診をして、子宮口が7cm開いているとのことで入院に。7cm開いている割には、大きな声が漏れるほどの痛みではありませんでした。この時点で、医師から「本当に無痛にしますか? 麻酔が効いてくるまで時間がかかるし、無痛にしないほうがお産の進みが良くて早く生まれると思いますよ」と言われましたが、私は痛みが怖かったので迷わず無痛をお願いしたのでした。
子宮口が全開になるころに麻酔が効き始め
その後、麻酔を入れて効いてくるまで陣痛に耐え、「いきんでいい」と言われたものの、痛くて腰が引けていました。そして、赤ちゃんが下りてくるさらなる痛みが怖くて、もういきめない状態になっていました。しかし、そこでちょうど麻酔が効き始めたのです!
その後は陣痛の波を見て助産師さんからの指示でいきみました。波が引いたときはテレビを見たり助産師さんとお話ししたりしつつ。そして入院から3時間ほどで息子を出産しました。
私は2回とも無痛分娩でしたが、1人目のときも子宮口が3cm開いた状況で痛みがほとんどなかったので、もしかすると痛みに鈍い体質なのかもしれません。それで陣痛に気付かず、知らぬ間にお産が進んでしまうのではという不安がありました。しかし、下痢としか思えない痛みだったのでなかなか病院に連絡できず、お産の途中で便が出ることもなかったので、あれは完全に陣痛の痛みだったのだと後になって思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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著者:ひらたかおる
二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。