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「預けなきゃよかった」仕事復帰に否定的な義母→仕方なく息子の世話を頼むと、さらに追い詰められて…? #保護者支援もアンタ達の仕事でしょ? 24

「保護者支援もアンタ達の仕事でしょ?」第24話。音喜多あいかは独立を夢見ながらエステサロンに勤める1児のママ。息子のはるとくんは保育園に通っていますが、生後6カ月を迎えると急な体調不良を起こすことが増え、そのたびに保育園から入るお迎え要請。あいかは職場の人たちに頭を下げては仕事を早退し、解熱から24時間は登園を控えるという感染症対策のルールのために翌日も出勤できません。

激務の夫は育児に目もくれず、遠方に住む両親にも、価値観の違いから義両親にも頼れないあいかは憔悴……。どんどんと追い詰められ、登園やお迎えのたびに保育園の先生にきつく当たってしまいます。そして、仕事中にまたも保育園から着信。しかし、あいかはその電話を無視してしまうのです。

すると職場の電話のベルが鳴り、仕方なく応答すると、告げられたのははるとくんの体調不良。

 

あいかは職場の店長に早退したい旨を伝えますが、それを聞いていた同僚は「子どもも仕事もなんて、完全に両立できるわけないのよ」と陰口……。陰口を耳にしてしまったあいかは大きなショックを受けます。

 

職場に迷惑をかけまいと、仕方なく義母に息子の世話を頼むと…?

保護者支援もアンタ達の仕事でしょ?/まえだ永吉

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義両親を頼れば育児と仕事の両立を否定され、夫に相談しようにもないがしろにされ、SNSを見ればワーママへの批判を目にしてしまう……。

 

より孤独感を深めたあいかは、疲れきってしまうのでした。

 

 

いくら激務だからといって話し合いの時間を持とうとしない夫の態度はもちろん、育児と仕事の両立を否定するような義母の言葉……。義母に悪気はなく、むしろ、疲れきったあいかを思ってのことだったのかもしれませんが、あいかからすれば、追い詰められながらも頑張る自分自身を否定されたような気持ちになったことでしょう。

 

義母の言葉を受け、「お義母さんまで私を責めるんですか……」とつぶやいたあいかの表情はうつろ。「こんな自分勝手なお母さんでごめんね」と自分を責めてしまっています。

 

このままでは、あいかの精神状態は悪くなるばかり。「自分はひとり、誰にも頼れない」と孤独感を深める前に、誰かに相談することがとても大切です。特に産後はホルモンバランスが乱れやすく、気分の落ち込みやイライラ、不安感を引き起こしやすい時期です。

 

日本産婦人科学会によると、産後ママの5~10%が「産後うつ病」になるとされています。産後3~10日のママが発症しやすい「マタニティ・ブルーズ」は、急激なホルモン変化に伴う一過性の精神症状(情緒不安定など)で、多くは産後2週間ほどで自然に治まると言われていますが、そこから悪化して産後うつ病に移行するケースも少なくありません。

 

いっぱいいっぱいの状況になると、あいかのように「悪いのは私」と自分を責めてしまう人もいるかもしれません。しかし、産後うつは誰が悪いのでもなく、ホルモンバランスの急激な変化、育児による深刻な睡眠不足やプレッシャーから起こるもの。自分を責めず、とにもかくにも「助けて」と声を上げることが先決です。

 

声を上げる先は各自治体の子育て支援窓口や24時間対応の「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』(いちはやく)」、育児に限らず悩みを打ち明けられる「こころの健康相談統一ダイヤル『0570-064-556』(おこなおう まもろうよ こころ)」でも構いません。

 

また、産後のママと赤ちゃんが一緒に過ごせる「産後ケア事業」や、家事や育児のお手伝いをしてくれる「産後ヘルパー」といった支援事業を利用し、少しでも自分への負担を軽くすることも大切です。

 

何より、自分を守ることは子どもを守ることに直結します。今、苦しみを感じている人は、まずは自分自身のことを労ってあげてください。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターまえだ永吉

    1988年生まれ。石川県能登半島で暮らす日々や体験談をもとに、マンガを描いています。電子書籍『令和6年能登半島地震体験記』(KADOKAWA)が発売中。

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