そのことを知ったあいかは「私がいつもイライラしているから、はるとだって感じ取っていますよね……?」と涙をこぼしますが、対峙したベテラン保育士の青井先生はあいかを責めることはせず、笑顔で「私と愚痴り大会を開催しましょう!」——。
青井先生の意外な言葉に、あいかは心が軽くなるのを感じ……?
その数日後、青井先生との「愚痴り大会」が開催され……?


















「音喜多さんは、たくさん、たくさん、たくさん、頑張ってきたのね」——。
青井先生の言葉を聞いたあいかは、思わず涙してしまうのでした。
せきを切ったようにポロポロとこぼれる涙……。青井先生の「頑張ってきたのね」という言葉を受け、あいかは自分の頑張りを初めて認められた気分だったのではないでしょうか。
頑張りが認められたからといって、育児に目もくれなかった夫の姿勢が変わるわけでも、あいかの負担が軽くなるわけでもありません。それでも「私の頑張りを認めてくれる人がいる」と思えただけでも前向きな変化。これまで孤独に頑張ってきたあいかにとって、とても大きな言葉になったはずです。
自分の頑張りを認めてもらえる。これは誰にとってもうれしいこと。頑張りを認められて嫌な気分になる人は、そうはいませんよね。だからこそ、必死に頑張っている人には青井先生のように言葉として伝える……。それが誰かの心をほぐし、支えることにつながるのかもしれません。
まえだ永吉