やさしい女の子との出会い
6歳の長女と4歳の長男と一緒に公園へ出かけたときのことです。そこには、横幅が広く傾斜も急な滑り台がありました。長女は楽しそうに滑っていましたが、長男は少し怖そうな表情で上で止まってしまいます。数メートルある横幅のどこから滑ろうか、他の子が滑る様子を見ながら悩んでいるようでした。
私が下から「大丈夫? 降りてこられる?」と心配して声をかけていると、長男の隣に小学校低学年くらいの女の子がやってきて、「一緒に滑ろう」と手をつないでくれました。そのおかげで、長男は笑顔で滑ることができ、すぐに慣れて何度も滑り台を楽しみ始めました。その後も女の子に誘われ、一緒に遊ぶことになったのです。
突然現れた保護者の拒絶
周囲に保護者の姿が見当たらなかったので、「遊んでもらっていて大丈夫かな?」と尋ねると、女の子は「この子かわいいし、お友だちになったの!」と答え、長男や長女と遊び続けました。
しばらくして、お母さんらしき女性の姿が見えたため、お礼を言おうと近寄りました。すると、「この子たちは誰なの? 何?」と、嫌悪感をあらわにする彼女の声が聞こえてきたのです。
女の子が「お友だちになったの。かわいいでしょ」と長男を紹介してくれましたが、お母さんは「え? もうやめてよ! この子たち何なの? ケガでもしたらどうするのよ」と一蹴。自分の子が、私の子どもたちにケガをさせてしまったら困る、といった強い警戒心が伝わってきました。
私は気まずくなり、慌てて子どもたちを連れてその場を離れました。子どもたちも女の子もまだ遊びたそうでしたが、あのような嫌悪感に満ちた言葉をこれ以上聞かせたくなかったのです。
公園で知らない子同士が声をかけ合い、遊び始めるのはよくある光景だと思っていましたし、これまではほほ笑ましく感じていました。しかし、そうは思わない親御さんもいるのだと知り、安易に一緒に遊ばせたことを後悔しました。
間接的にではありますが、子ども同士の交流に対して、あそこまで露骨に拒絶されたのは初めてでショックでした。ただ、お母さんの立場になれば、「もし相手の子にケガをさせてしまったら」という不安や責任感もあったのかもしれません。私もすぐに立ち去るのではなく、一言きちんとあいさつや説明をしていれば、相手の不安を和らげられたのかな、と反省した出来事でした。
著者:小嶋みほ/30代女性。2019年生まれの女の子と2021年生まれの男の子のママ。6年間の医療事務経験を経て、現在は看護師8年目です。ワーキングママとして日々奮闘中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
※AI生成画像を使用しています