お肉をやわらかくする方法「塩糖水」とは?
今回試していくのは、NHK『あさイチ』で紹介された「塩糖水(えんとうすい)」を使ったお肉をやわらかくする方法です。
この塩糖水につけるだけで、安いお肉も驚くほどしっとり、やわらかく変身しますよ。
方法は、塩・砂糖・酒・水を混ぜた"塩糖水"に、お肉を1時間半ほど浸すだけ。
この中につけておくことで、水分を抱え込みやすくなり、加熱してもパサつきにくくなります。
味付けが目的ではなく、お肉の状態を整えるためのひと手間です。
お肉をやわらかくする方法「塩糖水」の作り方

材料(作りやすい分量)
・塩...小さじ2
・砂糖…大さじ2
・酒…大さじ1/2
・水…1カップ(200ml)
NHK『あさイチ』では、すき焼きに使う肉で試していましたが、今回はかたくなりがちなポークソテー用の豚ロース肉で試してみました!
※今回はきび砂糖を使用しました
作り方①材料をボウルに入れて混ぜる

ボウルに材料を入れ、よく混ぜ合わせます。
作り方②お肉をつける

豚肉を①に入れて冷蔵庫で1時間半ほど置きます。
作り方③軽く水気を拭き、焼く

1時間半経ったら豚肉を取り出し、軽く水気を拭きます。
あとは作る料理によっていつも通り調理するだけ!
今回は塩糖水につけた豚肉と、何もしていない豚肉を、塩・こしょうを振ってシンプルに焼いて比較してみました。
焼く前の状態を一度比較してみましたが、そこまで大きな違いは感じられませんでした。
同じお肉がまるで別物に!

右側の皿がそのまま焼いた豚肉、左側の皿が塩糖水につけて焼いたお肉です。
何もせずそのまま焼いた方の豚肉は、フライパンに入れた直後から肉がキュッと縮むのがわかりました。

何もしていない方は焼き上がりは表面がしっかりしている一方、噛むと繊維が締まり、歯に力が必要な食感。
少し冷めると、さらにかたさが目立ちます。
一方で、塩糖水につけた豚肉は同じように焼いても、肉の縮みが少なく、焼き上がりの厚みが保たれています。

ナイフを入れたときの感触もやわらかく、噛むと繊維がスッと切れ、口当たりもなめらか。
冷めてもかたくなりにくく、ジューシーさが残っています。
焼いてから3時間以上経ったものを、何も知らない子どもたちに食べてもらうと、二人とも断然こっちの方が美味しい!と塩糖水の方を指差しました。
同じ火加減、同じ時間で焼いたにもかかわらず、小学生でもはっきり分かるほど、差は歴然でした!
「塩糖水」塩・砂糖・酒でお肉がやわらかくなる理由
お肉がかたくなる一番の原因は、一般的に「加熱によって水分が外に逃げてしまうから」と言われています。
特に豚ロースや鶏むね肉のような脂身の少ない部位は、火を入れるほど水分が抜け、たんぱく質がぎゅっと縮んでしまうためです。
お肉を塩糖水につけ込むことで、塩がたんぱく質の結びつきをゆるめ、砂糖が水分を抱え込みやすくなるよう働いてくれます。
さらに酒に含まれるアルコールには、肉の繊維に水分や調味料をなじみやすくする作用があるため、加熱後もしっとりとした食感に。
この3つを組み合わせることで、水分が逃げにくく、繊維が締まりすぎない状態が作られ、噛み切りやすく、やわらかいお肉に仕上がるのです。
焼く前のひと手間、お肉をやわらかくする方法「塩糖水」お試しを

今回の記事では、お肉をやわらかくする方法「塩糖水」をご紹介しました。
お肉がかたくなるのは、火加減の問題だけではありません。
焼く前のちょっとした一手間で、安いお肉でも食感は大きく変えられます!
家庭にある身近な調味料で塩糖水は作れるので、手軽に試してみることができますよ。
ぜひこの記事を参考に、お肉をやわらかく仕上げたい!という日にチャレンジしてみてくださいね。