私がもらった出産祝いを欲しがる義姉
お世話になった産院には産後ケア病棟が併設されており、出産から7日後にはそちらへ移ることになっていました。
病室には、見舞いに来てくれた私の姉や友人たちから頂いたプレゼントがたくさんありました。雑誌でよく見かける着心地の良さそうなパジャマや、香りの良いハンドクリーム、有名店の焼き菓子など、心のこもった贈り物ばかりです。私はそれらをうれしく思いながら、移動のために荷造りをしていました。
そこへ、夫の母と姉が訪ねてきました。驚いたことに、2人は生まれたばかりの孫にはほとんど関心を示さず、あいさつもそこそこに私の荷物を物色し始めたのです。
義姉は、私が頂いたプレゼントを見て「ずるい、ずるい」と繰り返し、義母に向かって「これ、私が欲しい」とねだり始めました。
すると義母は、信じられないことを口にしたのです。
「母親になったんだから、贅沢品ばかり持っているのは良くないわよ。お姉さんにあげなさい」
そう言って、私にしつこく迫ってきました。
義母と義姉はまるで「家族なんだからいいでしょ」という圧を出してきますが、家族や友人から頂いた大切なものを人に渡せるはずがありません。私がきっぱりと「嫌です」と断ると、「強情ね」と言い、なんと2人は荷物を持ち去ろうとしました。
私は咄嗟にナースコールを押しました。駆けつけてくれた看護師さんが間に入って止めてくれたおかげで、事なきを得ましたが、心臓が止まるかと思うほど驚きました。
仕事でその場にいなかった夫にこの出来事を伝えると、彼は激怒。ナースコールで看護師さんが駆けつけるほどの騒ぎになったこと、そして夫が義実家へ抗議をしたことで、この一件はすぐに親戚中に知れ渡ることとなりました。
その結果、義母は「浅ましくて常識のない人」として扱われるようになり、義姉も「いい大人が姪のものを欲しがるなんて」と、その非常識さを親戚中から呆れられてしまったそうです。義姉は今も周囲から距離を置かれ、実家に寄りかかりながら不満を抱えて生活していると聞きました。
もともと夫は、義母や義姉とは折り合いが悪かったのですが、今回の件が決定打となり、距離を置くようになりました。産後の大変な時期にとんだトラブルに巻き込まれましたが、夫が私と子どもを守る選択をしてくれたおかげで、今は穏やかな気持ちで生活できています。
著者:佐々木愛衣/40代女性/6歳と12歳の娘の母。美容室を経営している。趣味は食べ歩き
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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