お菓子が大好き
長子の場合は、虫歯や甘い物を食べることが癖にならないように、「3歳まではチョコレートやあめ類は食べさせない」ことを徹底していました。さらに、3歳になってお菓子を食べるようになっても、棒付きのあめは食べ終わったあとの棒が危ないからとすぐに取り上げていましたし、口に含むタイプのあめは極力食べさせませんでした。
一方次子の場合は、長子が食べている同じものを欲しがるのに、あげないのもかわいそうと、1歳台からチョコレートやあめを食べていました。
「いつものこと」で油断
最初のうちはおやつ、特にあめを食べるときは必ずそばについて注意していましたが、だんだん大きくなってきたことと、あめを食べることが当たり前になってきていて、すっかり「大丈夫」という気分になっていました。
ある日、台所で洗い物をしていると、次子があめの袋を持ってきて「開けてほしい」と差し出すので、ひとつ口に含ませてあげました。そのまま近くにいましたが、急にフラフラし出して、なんだか様子がおかしいのです。顔を見るとびっくりしたような表情で、苦しそうにしていました。
大泣きするわが子に反省
「あっ、詰まらせたな」とピンときて、急いで背後にまわり、子育て支援センターの小児救急講習で教わった方法で、背中を手のひらで強めにドンと叩きました。幸運なことに、そのときはそれだけであめを吐き出させることができました。苦しかったし、痛かったのでしょう。ワーッと大泣きしたわが子を抱いて、心底ほっとし、自分の油断を激しく後悔しました。
支援センターで講習を受けたときは、知識だけあっても役に立つのかどうか……と半信半疑でしたが、教わっていたおかげでとっさの判断をすることができ、ありがたく思いました。
「小さな子はあめを飲み込んで喉に詰まらせてしまうことがあるから要注意」ということはわかっていたつもりでしたが、つい「いつものこと」で油断していました。救急講習を受けたことがあったので、いざというときに思い出すことができ、本当によかったです。今後は子どもが何か口に入れているときは、絶対に目を離すまいと強く思いました。
※あめやチョコレートなどの甘いものは砂糖の量が多いため乳幼児期に与えるのは控えましょう。特にあめは、喉に詰まらせて窒息してしまう恐れがあるので、乳幼児期の後半までは与えないようにしましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師REIKO