新幹線で隣の人に声かけると
娘が2歳のとき、実家へ帰省するために新幹線の自由席を利用しました。車内は混み合っていて、空いている席を探すのも一苦労でした。ようやく見つけた一つの空席には、大きなリュックがどっしりと置かれています。
隣に座っていた30代くらいの男性に、「すみません、ここ座ってもいいですか?」と声をかけました。すると男性は、あからさまに面倒くさそうなため息をつき、リュックをほんの少し横にずらしただけ。娘を抱っこしたまま、私は肩をすぼめるようにして座るしかなく、とても窮屈な思いをしました。
さらに追い打ちをかけるように、その男性が「子ども連れなら指定席を取ればいいのに」と、私に聞こえるような小声でつぶやいたのです。ショックでした。娘は静かに座っていたのに、ただそこにいるだけで周りに迷惑をかけているような気がして、悲しさでいっぱいに。
このまま嫌な思いをして座り続けるのは、娘にとっても良くないと感じました。そこで、通りかかった車掌さんに「他の車両で、もう少し空いているところはありませんか」と思い切って相談してみると、車掌さんは「少し離れた号車になりますが、もう少し空いている車両がありますよ」と案内してくれました。そして娘に「おりこうにしててえらいね~」と声をかけてくださったのです。
別の車両に移って、娘と2人でようやく一息ついたとき、「相談して良かった」と素直に思えました。あのため息に傷ついた気持ちが、車掌さんの言葉でふっとラクになった気がします。子連れの移動はまだまだ緊張することも多いけれど、困ったら誰かに声をかけてみようと、少し気がラクになった出来事でした。
著者:神谷雅美/30代女性/地元企業で事務パートとして働いています。午前中は仕事、午後は育児と家事をしています。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!