娘と甥たちが仲良く遊んでいるといっても、子どもたちと一緒に過ごすのは、想像以上に体力を使います。お昼を用意し、公園へ行き、ケンカを仲裁し、気づけば夕方……これが毎週のように続き、私は負担に感じていました。
偶然見てしまった光景
ある週末の午後、また義妹から甥たちを預かっていた日のこと。夫に子どもたちを任せて、私ひとりで買い物に出ました。すると、仕事だと言っていた義妹と知らない男性が腕を組み、楽しそうに笑っている姿を目撃したのです。
「え?」
思わず声が出ました。
胸がざわつき、私はとっさにスマホで動画と写真を撮りました。
その日の夜、私は弟に連絡しました。
動画を送ると、しばらくしてから弟から「ありがとう。少し様子を見る」と返信がありました。また、「甥たちを毎週預かることに負担を感じている」と伝えると、弟は自分が週末勤務の日に、毎回義妹が私に預けていたのを知らかなったというのです。
弟は週末勤務を減らすよう仕事を調整し、私の負担を減らしてくれました。そして浮気を調査する日は、託児に協力してほしいとのこと。私は快諾し、静かに証拠集めを開始しました。
水面下での証拠集め
それから数週間、弟はあえて何も言わず、仕事に行く体裁で家を出る日を作りました。
すると義妹は、そのタイミングで子どもたちを私に預けに来るのです。
「今日もパートなので預かってくださーい!」
そうして、不倫の事実を裏付ける証拠が少しずつそろいました。
ある日、私はまた甥たちを一日中預かっていました。
夜になり、何事もなかったかのように迎えに来た義妹に言いました。
「……仕事じゃないよね?」
義妹の顔色が変わりました。その瞬間、奥の部屋から弟が出てきました。私の家で義妹を待ち構えていたのです。子どもたちを別室へ移動させ、弟は義妹に向き合いました。
「浮気してるよね? 証拠もたくさんあるんだ」
そう言って、証拠の動画や写真、記録を見せました。しばらく沈黙が続いたあと、義妹は「ごめん、パートは嘘。男と会ってた」と小さく言いました。
義妹の話によると、その男は元彼で、1年ほど前に偶然再会したのをきっかけに、関係を持っていたとのこと。義妹は「離婚したくない」の一点張りでしたが、弟の気持ちはこのときすでに固まっていたようでした。
弟が出した結論
その後、弟夫婦は話し合いの末、離婚を選択しました。子どもたちは弟が引き取り、実家に戻って両親と協力しながら子育てをしています。義妹には慰謝料が請求され、不倫相手にも法的責任が問われました。
まだ小さい子ども3人を抱え、離婚するのは簡単な決断ではなかったと思います。けれど今は、甥たちが落ち着いた環境で過ごせていることが何よりです。私はこれからも、できる範囲で支えていこうと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。