小1女子の巧妙すぎる作戦
娘が小学1年生の秋、幼稚園からの友人Aちゃんと、近所に住むBちゃんの3人で過ごすことが増えました。娘から時々「今日はBちゃんが遊んでくれなかった」と聞くこともありましたが、時間が経つと「きっと遊びたくない気分だったんじゃない?」とケロッとしています。私はその様子に「たくましいな」と感じ、深く追及せずにいました。
ところが、事態は想像以上に根深いものでした。ある日、Aちゃんのママから「実は下校中にBちゃんが、娘ちゃんを置いていくようにうちの子を誘導していたみたい」と衝撃の連絡が入ったのです。
詳しく話を聞くと、Bちゃんの行動は極めて巧妙でした。教室ではマイペースな娘を標的にし、他の友だちと遊ぼうとしても割って入って孤立させる。その一方で、放課後の学童ではターゲットを繊細なAちゃんに変え、仲間外れにしていたというのです。
場所によってターゲットを変え、常にどちらかを独占しては、もう一方を排除する。Aちゃんはずっとひとりでこの状況に耐えていたそうです。娘があっけらかんとしていたため、まさかこれほど深刻な事態になっているとは思わず驚くとともに、Aちゃんが苦しんでいたことに心が痛みました。そして、3人の関係性の異変に気づけなかった自分を、とても情けなく感じたのです。
急いで担任の先生に相談すると、クラス全体への指導に加え、子どもたちが個別に相談できる時間を設けてくれました。その後、Bちゃんは家庭の事情で転校。今では娘とAちゃんは、自分たちのペースで穏やかな学校生活を送っています。
娘のたくましさを信じたい気持ちは今も変わりませんが、子ども同士の「大丈夫」という言葉の裏には、大人の想像を超える複雑なトラブルが隠れていることもあるのだと痛感しました。本人が「平気」と言っていても、周囲の友だちが傷ついている場合もあります。これからは娘の言葉を尊重しつつ、置かれている環境の変化にもより慎重に目を向けていきたいです。
著者:丸井のどか/40代女性。2016年生まれの娘、2018年生まれの息子の母。趣味はハンドメイド。子どもたちの「作って!」リクエストに応えるべく、日々練習中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
※AI生成画像を使用しています