血の気が引いた長文メッセージ
ある日、娘が意気揚々と帰宅し「お友だちのAちゃんから、キラキラの大きなシールをもらった!」と報告してきました。娘は小さなシールを数枚と交換したそうで、私はほほ笑ましく見守っていました。
しかしその晩、クラスの仲良しママ5人が入っているLINEグループに、Aちゃんママから長文のメッセージが届きました。内容を要約すると、「自分の子が大切にしていた限定シールが安価なシールと交換されて不公平。これは不当な搾取だ!」といった衝撃的なものでした。名指しこそされていませんでしたが、状況から明らかにわが家のことだと察し、血の気が引きました。
私は「子ども同士が納得して交換したのであればいいのではないか」と思いましたが、すぐにLINEで「配慮が足りず申し訳ありません」と謝罪し、翌朝、登校前に娘を諭して一緒にAちゃん宅へ行き、シールを返却させました。しかし、Aちゃんママの怒りは収まらず、担任の先生にも「学校へシール帳の持ち込みを禁止すべきだ」と連絡したようで、かなりの大ごとになってしまい……。
結局、全校集会でシール交換が正式に禁止されるという結末を迎え、ほかのお子さんや親御さんにも申し訳ないことをしてしまいました。
すぐに謝罪し、シールを返却したことで、表面上は和解しましたが、それ以降、Aちゃんママとは以前のように気軽な会話ができなくなってしまいました。娘にとっても今回のことは、楽しかったはずの友だちとのやり取りが気まずくなってしまった、ショックな経験だったと思います。Aちゃんにも申し訳なかったと反省しています。
だからこそ、謝って終わりではなく、娘の気持ちを聞いたうえで「これからは交換する前に相手のおうちの人に確認が必要なものか考えること」「困ったときはすぐに先生や親に相談すること」などのルールを親子で話し合いました。子どもの人間関係を守るためにも、大人が落ち着いて橋渡しすることの大切さを感じた出来事でした。
著者:香川早苗/30代・女性・パート勤務。娘と息子を育てる母。事務のパート。趣味は子どもと一緒に折り紙をすること。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
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