義父にマンガを貸すことに
私は昔から、少年マンガやギャグマンガが大好きでした。その話を義父にしたところ、なんと私が持っている作品の中に、義父が昔よく読んでいたものがあったのです。全巻持っていると伝えると、「懐かしいな。ぜひ読ませてほしい」とのこと。
次に義実家へ遊びに行くとき、私は全巻まとめて持っていきました。「全部読み終わるまで貸しますね」と伝えて、その日はマンガを置いて帰ることにしました。
保管場所を知ってショック!
貸してから3カ月ほど経ったころ、「そろそろ読み終わったかな?」と思って連絡してみましたが、「まだ半分くらいかな」というお返事。さらに3カ月が経ち、また義実家へ行く機会があったので、「さすがにもう読み終えただろう」とマンガのことを聞いてみることにしました。
すると、そこで驚きの事実が発覚します。
なんと義父は、私が貸したマンガをトイレに置いていたのです。用を足している最中の暇つぶしとして、少しずつ読んでいたのだとか……。
幼少期からの宝物だけど…
そのマンガは、私が子どものころに親に買ってもらい、ずっと大切に保管してきたお気に入りでした。しかし、私自身、スマホですらトイレに持ち込みたくないタイプ。半年もの間、トイレに置かれていたマンガを持ち帰る勇気はありませんでした。
私は義父に、冗談まじりに「トイレに置いていたなら、もういりません。お譲りしますね」と言いました。すると楽観的な義父は「えっ、本当に? ありがとう!」と、特に悪びれる様子もなく、この件は笑い話として終わったのでした。
義父と共通の話題ができればという軽い気持ちで貸したマンガでしたが、まさか半年間もトイレで読まれていたとは思いもしませんでした。あのときどうするのが正解だったのか、今考えてもわかりませんが、大事なものを長期間貸してしまった私にも責任があったのかもしれません。
いくら身内であっても、大切なものは長く貸し出さず、その場で一緒に読むか、すぐに返してもらうなど、これからは自分でも扱いを工夫しようと心に決めた出来事でした。
著者:いちのせはち/30代女性。2016年生まれの男の子と、2017年生まれの女の子を育てるシングルマザー。
息子は発達障害・軽度知的障害あり、公立小学校の通常学級に在籍中。「子ども発達障がい支援アドバイザー」の資格を取得し、子どものサポートのため会社員を辞めフリーランスに転身。バイリンガル育児にも取り組んでいる。日々の癒やしはK-POPアイドル!
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)