何度も状況を説明しましたが、義弟夫婦はまったく理解してくれず、私は精神的に追い詰められていきました。
無責任な義弟夫婦
その日もショッピングに行くからと姪を連れてやってきた義弟夫婦。手ぶらでやって来るので、食事やおやつは私が買いに行かねばなりません。
その上、義弟夫婦がお迎えにきたのは22時過ぎ。いつまでも帰ってこない両親を待つ姪は、不安で泣きだす始末。さすがに夫が厳しく注意をしましたが、義弟夫婦はヘラヘラと笑いながら謝るだけ。
あろうことか「義姉さんに子育てを体験する機会を与えているんだから、むしろ感謝してほしい」などと、身勝手極まりない言い訳を口にしました。
そんなに預けたいなら義母に頼んでほしいと伝えると、義弟夫婦の態度が急変。
「それだけは無理!」と頑なに拒否する様子に違和感を覚えた夫が、翌日、こっそり義母に電話をして探りを入れてくれました。すると、以前はよく顔を出していたのに、最近は義両親を避けてまったく寄り付かなくなっているという事実が判明したのです。
2泊3日の旅行!?
それからしばらくは義弟夫婦の突撃もなく、安心して過ごしていたのですが、3カ月ほど経ったある日、再び大きな荷物を持った二人が訪ねてきました。
「久しぶり!」と笑う義弟夫婦を見て、私は嫌な予感しかしませんでした。なんと、今日から二人で2泊3日の沖縄旅行を楽しむのだと言います。
「仕事があるから3日間も預かるのは絶対に無理」と断りましたが、彼らは聞く耳を持ちません。それどころか、義妹は「うるさいから、お義母さんには絶対に預けないでね!」と強く念押しして、強引に姪を置いて出かけてしまいました。
結局、私は姪の安全を守るために3日間仕事を休み、お迎えを待つことになりました。しかし、彼らが帰ってきたのは、約束の時間を大幅に過ぎた4日目の明け方だったのです。
義弟夫婦の末路
そんな義弟夫婦を出迎えたのは私だけではありませんでした。玄関で仁王立ちして待っていたのは、怒り心頭の義父でした。
いくら姪がかわいくても、育児経験の乏しい私が仕事を抱えながら3日間ひとりで面倒を見るのは、子どもの安全面で大きなリスクがあります。万が一のことがあっては取り返しがつかないため、私は事前に事情をすべて話し、義父に助けを求めていたのです。
帰宅した義弟の妻は、義父の姿を見るなり「約束を破った!」と私に怒鳴り散らしてきました。しかし、私は冷静に言い返しました。「お義母さんには預けていないから、約束は守っているでしょ」と。
そこからは、義父による凄まじい説教が始まりました。姪が眠っている隣の部屋で聞き耳を立てていると、衝撃の事実が発覚しました。今回の旅行代金は、義両親が姪のために贈った七五三のお祝い金を使って支払っていたのです。
それだけではなく、これまでの出産祝いや誕生日のお祝いもすべて使い込み、姪のための貯金もせず、自分たちの車やブランド品に消えていたことが露呈しました。
烈火のごとく怒った義父。最終的に、義弟夫婦は実家で義両親の監視のもと強制同居となり、購入した車やブランド品はすべて売却。姪の貯金に充てることが決定しました。
烈火のごとく怒った義父。最終的に、義弟夫婦は今後しばらく実家に住むこととなり、車やブランド品はすべて売却することに……。義両親の管理のもと、姪のための貯金をする約束をしていました。
息抜きをしながら子育てをすることは悪いことではありません。しかし、義弟夫婦のように育児を丸投げし、挙句の果てに子どものお祝い金を着服してまで遊び歩くのは言語道断です。
今後は自分たちの身勝手さを猛省し、まずは親としての責任と誠実さを取り戻してほしいと強く感じた出来事でした。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。