

彼の実家に誘われて
この日も彼のお母さんに誘われてご実家に遊びに来ていました。いつも通り、私の好きな料理を振る舞ってくださり、楽しい時間を過ごしていました。
そんなとき、お酒を飲んでいたのもあり、急に尿意が。彼とお母さんは、少し離れたパントリーに追加のお酒を取りに行っていたため不在。
「声をかけるのも悪いしさっとトイレを借りよう」と思い、席を立ちました。
トイレを借りようとしたら…
トイレに向かう途中にパントリーの横を通ったとき、中から彼とお母さんの話し声が聞こえました。ふと気になり、耳を傾けると……。
母「あの子は本当にいい彼女ね」
彼「そうだね。安心だよ」
という会話が。自分がいないところでそんなことを言ってくれていることがうれしくて、温かい気持ちになっていたのですが……。
母「あの子が看護師になったらラクできるんだから、絶対に逃がしちゃだめよ」
と、耳を疑う言葉が聞こえてきたのです。さらに、
母「看護師ならお金も職にも困らないし、私も介護の不安はないわね」
彼「そうだね! 彼女の仕事が落ち着いたら授かり婚の流れにしようか」
と、信じられない会話が続きました。
このとき、彼やお母さんは「私自身」を好いているわけではなく、私に都合のいい役割を押しつけ、将来設計の「部品」として見ているのだと気づいたのです。温かかったはずの気持ちは、一瞬で音を立てて崩れ落ちました。
そのあとは何事もなかったかのように2人と接し、後日、彼とは自然な流れでお別れしました。
彼のお母さんとは良い関係が続いていたため、自分が受け入れられた気になっていました。けれど、実際はそうではなかったようです。肩書きや役割ではなく、感情や価値観を含めた「自分自身」を大切にしてくれる関係なのか、一度立ち止まって考えてもよかったのかもしれません。
著者:わたふじ/30代女性・現役看護師ライター。マッチングアプリで出会った夫とふたり暮らし。急性期病院での経験を活かした医療系記事の執筆をはじめ、ライフスタイルや地域紹介記事など幅広いジャンルを執筆中。
作画:おはな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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