ママ友に立て替えたお金を催促すると
ママ友たちとのランチ会での出来事です。お会計のとき、一人のママ友が「ごめん、手持ちがなくて」と慌てていたため、私が彼女の分として3,000円ほどを立て替えることになりました。
その場では「明日すぐに返すね」と笑顔で言ってくれたので、私も「いつでも大丈夫だよ」と快く応じたのです。
しかし、数日たってもお金は返ってきません。そこで、公園でみんなで集まる約束をした前日の夜、例のママ友も来ることになっていたので、意を決してLINEを送ることに。少しドキドキしながらも、「先日ランチ会で立て替えた3,000円なんだけど明日返してもらえるかな?」と送りました。
それから少し時間が経ちましたが、既読はつくものの返信がありません。もしかして嫌な気持ちにさせてしまったのかな、と不安になり、10分ほど経ってからつい「もしかして忘れてるかもと思って念のため! なんか催促みたいでごめん!」と、フォローのメッセージも追加で送信しました。
その直後、彼女から返信が届きました。画面に表示されたのは、「でも私」という言葉。一瞬、謝ってくれるのかなと思った次の瞬間、その続きを読んで私は固まってしまいました。そこには、「前回の公園遊びの時にあなたにお菓子を差し入れたよね? それで相殺ってことでよくない?」と書かれていたのです。
数百円のスナック菓子と、3,000円のランチ代。それが同じだと言い切る彼女の理屈に、スマホを持ったまま一瞬固まってしまいました。
どうしても納得がいかず、「さすがにそれは違うんじゃないかな」とやんわり返信すると、今度は「細かいことを気にしすぎじゃない?」という言葉が返ってきます。まるで私の方が神経質で、小さなことにこだわっているかのように言われてしまい、これ以上何を言っても通じないかもしれないと、悲しいような疲れたような気持ちになったのを覚えています。
結局、翌日公園で顔を合わせたときもその話題には一切触れられず、3,000円が手元に戻ってくることはありませんでした。
このことがあってから、彼女とは少しずつ距離を置くようにしています。いくら子ども同士が仲良くて普段は楽しく話せる関係だと思っていても、お金に対する感覚が違うと、これほど簡単に気持ちが離れてしまうのだと気づかされました。
戻ってこなかった3,000円は、ママ友とのお付き合いにおける心地よい距離感を学ぶための勉強代だった。今はそんな風に、自分の中で静かに折り合いをつけています。
著者:国崎花/20代女性/3歳の娘を育てている母親、会社員。両親との同居を検討中
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)