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義姉「長男の嫁は大事にしろ」と私を追い出した⇒「ありがとう〜♡」半年後、義姉の悲鳴が響き渡る

私は実家で両親と暮らしながら、会社員として働いています。実家は古い一軒家ですがリフォーム済みで、広さにも恵まれた家でした。

両親はふたりとも腰を悪くしており、掃除や炊事といった家事の大半は私が担っています。居候の身とはいえ、生活費もきちんと入れ、家庭を支える一員として暮らしているつもりでした。

そんなわが家に、兄の妻・義姉が頻繁に出入りするようになったのは、1年ほど前のことです。

義姉は明るく人懐っこい性格で、両親にも巧みに取り入っていました。最初は年に数回の帰省程度でしたが、次第に毎週のように泊まりに来るように……。泊まりの度に私のベッドを使わせてほしいと頼まれ、寝室を明け渡す日が増えていきました。

 

義姉の口癖は「私は長男の嫁だから」「将来、この家を継いで両親を看取るのは私たち」というもの。言葉の端々に、独身で実家暮らしの私を格下として扱うような態度が透けて見えました。

 

私の外見を揶揄したり、結婚していないことを何かにつけて話題にしたり……。悪気のない冗談のように聞こえる言葉が、小さなトゲのようにじわじわと胸に刺さっていく日々でした。

突然の同居宣言

ある日、義姉から思いがけない報告がありました。兄夫婦がこの家に同居するという話です。


驚いたのは、その話し合いが私を除いた場で決まっていたこと。両親も、私の意見など聞く必要はないと言っていたようです。


同居が始まると、要求はさらにエスカレートしました。まず私の部屋にあった家具が兄夫婦の寝室に運ばれ、次に私の部屋が子ども部屋として取り上げられました。

 

仕事で帰宅が遅い私に対し「どうせ寝に帰るだけなら個室はなくてもいいよね? 居間のソファで十分」と義姉が提案したのです。両親も「孫にも部屋が必要だしな……」と、申し訳なさそうに、けれど義姉の意見に同調してしまいました。


意見を言っても聞き流されるだけ……。両親も義姉の味方のようで、私には言い返す術がありません。少しずつ、自分の居場所が家の中から消えていくのを感じていました。

私の本音

ある日の夕方、帰宅すると私の私物が段ボールに詰め込まれ、物置同然の納戸に押し込められていました。呆然とする私に、義姉は「狭い思いをさせるのも悪いし、そろそろ一人暮らしを始めたら?」と、まるで親切心であるかのように告げたのです。

 

両親ももう私のことはいらないと言っている、この家の遺産はいずれ全部自分たちがもらう――と、言う義姉。衝撃ではありましたが、部屋を奪われた時点から、いつかこうなると覚悟していた自分もいました。

 

私は黙って受け入れ、1日だけ猶予をもらって荷物をまとめました。


ただ、ひとつだけ義姉に伝えたことがあります。「これからは実家のことはすべてお義姉さんにお任せします。私はもう二度と戻りません」。義姉は満足げに引き受けると答えていました。


義姉は気付いていなかったのです。私がこの家から出ることを、実は待ち望んでいたことに……。

 

皮肉な結果に…

実は、私にはずっと海外で暮らしたいという夢がありました。そのために仕事の傍ら副業にも励み、留学資金を密かに蓄えていたのです。それなのに自分から家を出なかったのには、理由があります。

 

なぜ自分から出て行かなかったのか——それは、両親が私を手放したがらなかったためです。私は家事を担い、稼ぎを入れる便利な存在として、幼いころからある意味都合よく利用されてきました。

 

自分から出て行くと言えば、あらゆる手を使って引き留められたでしょう。義姉が追い出してくれたことは、皮肉にも私にとって最大の好機でした。

 

そして半年後、私は海外での暮らしをスタートしたのです。


しかし渡航してすぐ、義姉から悲鳴のような連絡が届きます。両親の腰が急激に悪化し、2人とも車椅子生活になったというのです。

 

「すぐに帰ってきて!」「私ひとりで介護なんて無理!」と義姉は取り乱していましたが、私は海外にいると伝えるしかありませんでした。


義姉は絶句し、やがて怒り出しました。「私を身代わりにしたのか」と。

 

しかし身代わりにしたのではありません。義姉が自分の意志で私を追い出し、家のことは任せろと胸を張ったのです。

 

義姉の末路

取り乱す義姉に、もうひとつ伝えなければならない事実がありました。実は実家が借金の担保に入っており、返済が滞れば家を追い出される可能性があります。加えて、生活費も借金で賄っていたため、蓄えなど一銭もないのです。


それを聞いた義姉は、助けてほしいと泣きつきました。仲良くしていたじゃないか、本当の姉妹みたいだったじゃないかと、都合のいい言葉を並べます。

 

けれど、私を脅して部屋を奪い、荷物を納戸へ放り出した人の言葉を、今さら信じることはできません。

 

「お義姉さんが望んだ通りの『長男の嫁』としての生活です。どうぞ、そのお家で最後まで責任を果たしてくださいね」。私は努めて穏やかにそう告げ、静かに電話を切りました。

 

◇ ◇ ◇

 

家族という最も身近な関係において、相手を敬う「思いやり」を忘れてしまったとき、その絆はもろくも崩れ去ってしまいます。「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、家族だからこそ、相手への感謝と想像力を欠かさずにいたいですね。

 

【取材時期:2026年2月】
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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