“早朝ランニング”にハマった夫…募る違和感
最近の夫の口癖は、「健康のため」「ストレス発散のため」。ハマっているのは“早朝ランニング”です。
趣味を持つのはいいことだと思いますが、なぜか「どこを走るの?」と聞くだけで不機嫌になる日が増え、休みの日はなかなか帰ってこず……。連絡しても既読無視が当たり前になっていきました。
「趣味なんだから口出ししないで」――そのひと言を返されるたび、胸の奥に小さな違和感が積もっていくのを感じていました。
弟から「引っ越した?」と連絡が…理由を聞くと
ある休日、久しぶりに私の弟が遊びに来る予定がありました。その日は家にいてほしいと夫にお願いし、「わかった」と言っていたのに……朝起きると「ちょっと走ってくる」とメモが。昼になっても戻らず、結局、弟と2人で食卓を囲むことになりました。
それから数カ月後、弟から唐突に連絡が入りました。
「姉ちゃん、今どこ住んでる? 引っ越した?」
「してないけど……なんで?」
弟はフードデリバリーのアルバイトをしていて、さっき配達したマンションから夫が出てきたというのです。
私は最初、「ランニング仲間の家にでも寄ったのかな」と自分に言い聞かせました。でも弟は、言いづらそうにこう続けました。注文者は女性で、量は“2人分”に見えた――と。そのとき、風邪をひいてぼんやりしていた私は、その日はそれ以上考えることができませんでした。
夫の「飲み会」の日、弟と実行した作戦とは
体調が戻ると同時に、不思議なくらい気持ちが冷静になっていました。泣きながら問い詰めても、夫は逃げる。これまでの経験で、それはもうわかっていたからです。
だから私は、淡々と“確認”することにしました。夫が「今日は会社の飲み会」と言った日、私は弟に頼み、例のマンション付近で配達が入ったら知らせてもらうようにしていました。
数日後、弟から短いメッセージが届きます。「今、例の住所に配達入った。玄関前にいる」。
私は近くで待機していたので、すぐにその場へ向かいました。弟から受け取ったデリバリーの食事を抱え、インターホンの前に立ちました。
出てきたのは夫…「3人で食べよう」と告げたら
ほどなくしてドアが開き――そこにいたのは、夫でした。“会社の飲み会中”のはずなのに、目の前にいる。さらに部屋の奥から、女性の声がしたのです。
私はできる限り穏やかに、にこやかに言いました。「これ頼んだんだよね? せっかくだから、3人で食べよう。話もしたいし」。
その瞬間、夫の顔から血の気が引いていくのがわかりました。
「ただの友だち」言い訳を並べる夫に、私は…
夫は玄関先で、思いつく限りの言い訳を並べました。「ただの友だち」「相談に乗っていただけ」「遊びのつもりだった」――。夫は平謝りしましたが、私は驚くほど冷静に「もう無理。離婚しよう」と告げ、一旦自宅へ戻りました。
その後、自宅で話を聞くと、ランニングの途中で立ち寄っていたのは、不倫相手の女性の家だったことも判明しました。
離婚はスムーズに進み、元夫と相手の女性に慰謝料を請求。私が慰謝料を請求したことで2人の間にも亀裂が入ったようで……ランニングに不倫にとイケイケだった元夫は、今では誰だかわからないほど変わり果てていると、共通の知人から聞きました。
一方の私ですが、いちばん大きく変わったのは毎日の気持ちです。夫の帰りを不安で待つことも、嘘か本当かわからない説明に振り回されることも、もうありません。
朝起きたとき、胸が軽い。それだけで、人生はこんなに違うんだと知りました。おひとり様を楽しみながら、いつかいい出会いがあったらいいなと思っています。
◇ ◇ ◇
夫婦であっても、相手の行動や言葉ひとつで安心したり、不安になったりすることがありますよね。お互いに気持ちよく暮らしていくためにも、相手の気持ちを想像しながら行動し、日々のコミュニケーションを大切にしていきたいですね。
【取材時期:2026年3月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています
※一部にAI生成画像を使用しています