お皿が次々落下!原因は
当時、3歳と5歳の子どもを連れて、回転寿司に出かけたときのことです。席に着いてしばらくすると、流れるお皿が何度も止まっては一気に動く、おかしな状況が続きました。最初はわが子が何か引っかけてしまったのかと焦りましたが、子どもたちはレールから離れて静かに座っていました。
ついには完全にお皿が詰まり、床に落ちてしまう事態に。慌てて店員さんを呼び、片付けを手伝いながらレールの先を確認すると、原因が判明しました。隣の席のおじいさんの肘がレールを塞いでいたのです。ご本人はまったく気づいていない様子で、このままでは被害が広がる一方……。
私は店員さんの対応を待たず、思わず隣の席へ声をかけに行きました。隣の席には、年配のご夫婦と付き添いらしき女性の3人がいました。「すみません、肘が当たっているみたいで……」と伝えると、女性は「あぁ、そうですか」と無表情。
おじいさんも「何だ?」と怪訝な表情。振り向いた拍子にレールから肘が離れ、詰まりは解消されました。ちょうど店員さんが到着したので席に戻りましたが、なんとも言えない冷ややかな空気だけが残りました。
帰宅後、このことを夫に話すと、返ってきたのは意外な言葉でした。
「子どもも一緒なんだから、自分で声をかけに行かずに、店員さんが来るまで待てばよかったんじゃない? もし危ない人だったらどうするの」
正義感で動いたつもりが、夫にとっては「幼い家族をリスクに晒す行為」に見えたようです。確かに一理ありますが、あの状況を無視できなかったのも本心。自分の性格と、母としての慎重さの間で、複雑な気持ちになりました。
咄嗟に動いてしまう性格ではありますが、子ども連れのときは「まず安全」を最優先すべきだと痛感しました。これからは一歩引いて、状況を冷静に判断できるようにしたいと思った出来事でした。
著者:南野ろく/40代女性/2016年生まれの娘と2018年生まれの息子の母。出産を機に退職し専業主婦に。現在は夫の転勤で海外に暮らし、慣れない土地で子育て中。趣味は音楽鑑賞やハンドメイド。大のディズニー好き。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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