「料理中に飲んでたビール入れるけどいいでしょ?」だいたいダメです

料理中にお酒を飲むこと自体は、別に悪くありません。
問題なのは、
・「今飲んでいるから」
・「余っているから」
・「なんとなくうまくなりそうだから」
と、料理に入れること。
これ、プロの厨房では絶対やりません。
なぜ「料理に飲んでたビール入れる」がダメなのか(調理師視点)

「なんとなく」ビールを入れてはいけない理由は下記のとおり。
・状態が最悪
・何のために使うのか前提を理解していない
・そもそも必要ない
詳しく解説していきます。
理由①状態が最悪
料理に使う酒類は、
・飲んでいない
・計量済み
・入れるタイミングが決まっている
これが基本。
一方、料理中に飲んでいるビールは、
・不衛生(直接口をつけている)
・飲み残しは状態が悪い可能性がある
・量は適当
など、条件が最悪です。
理由②何のために使うのか前提を理解していない
料理にお酒を使うのは、
・風味付け
・臭み消し
・コク出し
が目的。
特にビールは、風味や苦味が多いので、お肉の下処理に向いています。
しかし、飲みかけのビールを終盤にチョロっと入れると、
・苦味だけ残る
・風味は出ない
・アルコールも飛ばない
と、なんか変な後味になりがち。
料理の終盤にビールを入れても、何もいいことがない場合の方が多いのです。
理由③そもそも必要ない
本人的にはなんとなく「おいしくなりそう」と思って入れていますが「なんとなく」入れたビールでおいしくなることはまずありません。
もちろん、計算されたビールの使い方をすれば、おいしくなります。
ビール自体を否定しているわけではありません。
料理に使うには、ビールは癖が強いのです。
むしろ、入れない方がおいしい料理はたくさんあります。
なので「なんとなく入れておいしくなるもの」ではありません。
"料理中にビール入れる"やりがちなシーン別「それダメです」

続いて、よくやりがちなビールNGシーンをご紹介していきます。
・カレーにビール投入
・BBQの焼きそばにドボドボ
・炒め物に「ちょい足し」
こういうケース、なぜか男性がやりがちなイメージがありますよね(汗)。
NGシーン①カレーにビール投入
よく聞く言い分、「欧風カレーはビール入れるって聞いた」。
ただしそれはレシピに書いてある場合だけです。
しかも、量が決まっていますし、仕上げに入れるものではありません。
最初のお肉をやわらかくする目的や十分アルコールを飛ばしてから使う前提です。
途中に、思いついたように、カレーにビールを投入は、ただの"味ブレ要因"です。
シンプルにおいしくないので、やめておきましょう。
NGシーン②BBQの焼きそばにドボドボ
BBQなどで鉄板で焼いてる途中「蒸し焼きになるから」と、飲んでるビールをジュワ〜。
おそらくシーン的にはコレが一番多いのではないでしょうか。
「ビールである必要ありますか?」
調理師からすると、シンプルに水でいい。あるでしょう。水が。
焼きそばにビールを入れると、必ず苦味が残ってしまいます。
ビール大好きなあなたはよくても、他の方はどうでしょうか?
自己満にならないように注意しましょう。
NGシーン③炒め物に「ちょい足し」
最後にやりがちなのが、炒め物にちょい足し。
「酒と同じでしょ?」→違います。
ビールには、
・苦味
・炭酸
・モルトの風味
があるため、万能な酒の代わりにはなりません。
毎回言っていますが、ビールを入れるくらいなら、水でいい。
「あえて、苦味のある炒め物、いりますか?」
ビールをちゃんと使って入れる場合の料理はおいしい

「じゃあ、ビールは料理に使えないの?」と思った方、安心してください。
使えます。ちゃんと。
・お肉を下処理でやわらかくする
・煮込み料理に入れてコクがアップ
など、用法用量を守って運用すれば、料理にもちゃんと使えます。
最初に入れて、しっかり加熱する。これが最低条件です。
「飲みながら余ったから入れる」は料理じゃなくてノリです。
結論:ビールはそのまま飲みましょう【料理中なんとなく入れるはNG】
料理しながら飲むビール、最高です。
でも、
・飲むビール
・料理に使うビール
これは完全に別物。
家族のごはんに、
・「なんとなく」
・「勢いで」
入れるのは、今日で卒業しましょう。ただの空気が読めない&無知な人です。
その一杯は、料理に入れるよりも、ゆっくり飲んだほうが絶対おいしいし、みんなハッピーです。
ビールを料理に使う時は、しっかりとレシピを守って、使ってみてくださいね!