しかし、ついに担任の松岡先生から学校訪問を控えるよう言われてしまいます。学校の対応に不信感を募らせたらんさんは、直談判の末、正式に「付き添い登校」を認めさせることに成功。満足するらんさんをよそに、クラス内では次第に、あんさんを中心とした異様な人間関係ができ始めます。
クラスの状況を重く見たPTA会長の佐藤さんが諭そうとしますが、らんさんは泣きながら猛反発。娘を信じるらんさんに対し、佐藤さんはあんさんの驚くべき「裏の顔」を伝えます。
実はあんさんは、自分の思い通りにならないと友だちをつねったり、ノートを破ったりするなどの問題行動を繰り返していました。その後、らんさんは付き添い登校をやめますが、娘を疑えずにいる自分に対して「私はモンスターペアレントなの?」と自問自答します。ただ、愛する娘を信じて守りたいという思いは消えず、「私は間違っているの?」と心に影が差し込むのでした。
2学期直前、PTA会長のもとにモンペ母から…

















あんさんが友だちのノートを破った件について、らんさんが謝罪をすんなり受け入れたことで、担任の松岡先生とベテラン教師の栗山先生はひとまず安堵します。そんな中、PTA会長の佐藤さんのもとに、らんさんからメッセージが届きました。そこには、友だちに乱暴をしてしまったのは学校の環境が合わず、ストレスがたまっていたことが原因であり、決して故意ではなかったこと、そして2学期から転校する予定であることがつづられていました。
こうして、あんさんは新しい学校へ通い始めます。新しい学校での様子を気にかけて尋ねるらんさん。そして、「何か困ったことがあったら、すぐママに言うんだよ。ママだけは絶対にあんの味方だからね」と、不気味な笑みを浮かべながらあんさんに語りかけるのでした。【完】
子どもを信じたい、守りたいと思う気持ちは、親としてとても自然なことですよね。ただ、何のつまずきもなく成長していく子どもはいません。迷ったり、過ちを経験したりしながら、少しずつ学び、成長していきます。だからこそ、子どもが問題を起こしたとき、らんさんのようにすべてを包み込み、無条件に肯定することが本当にその子のためになるのか、一度立ち止まって考える必要があるのかもしれません。
愛しているからこそ、ただ守るだけではなく、ときに親子で現実に向き合う厳しさも必要になるのかもしれません。親としての難しさや責任について、あらためて考えさせられるお話でしたね。
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神谷もち