義実家で初めての夕食「あれ?お箸ない」「あぁ!うちでは…」無理!夫から渡された物にゾッとしたワケ

子どもが生まれる前、夫の実家へお邪魔したときのことです。初めて夕食をごちそうになることになり、みんなで「いただきます」と合掌したときに、箸がないことに気づきました。
キョロキョロしていると、夫が食卓に置いてあった「あるもの」を渡してくれたのですが……。
夫が渡してくれたのは、割り箸。しかしそれは新品ではなく、洗って使い回しているものでした。誰が何回使ったか、わからないものです。
一応四角い割り箸ではなく、竹のような丸い形状で、一般的なものより高級そうな割り箸でしたが、私は気持ち悪いと感じてしまいました。おいしそうなお料理はたくさんありましたが、結局私はあまり食べられませんでした。
「マイ箸持参でエコ」というのも流行ったし、使い捨ては環境によくないという思いも理解できます。しかし安い割り箸でもいいので、新品がいいと思ってしまい……。
帰ってから夫には正直に話し、それからは夫が新品の割り箸を用意してくれるようになりました。なぜ通常のお箸を使わないのかはわかりませんが、衛生面を気にしなくてよくなったので一安心。
また、自分のカバンにも箸、スプーン、フォークのセットを常に持ち歩くようにしています。ただ、自身も家の箸やスプーン、フォークは家族共用で使っていることに気づき、自分が気にしすぎなのかと考えさせられました。
◇ ◇ ◇
割り箸の使い回しに抵抗を感じるかどうかは、人によって受け止め方が異なるものと思われます。一般に割り箸は、木や竹などの吸水性のある素材で作られており、一度使用すると表面に細かな傷がつきやすいとされています。そのため、食品の汚れや水分が残りやすく、衛生面に不安を感じる方がいることも無理のないことです。また、洗浄後に十分に乾燥されていない場合には、湿気が原因でカビが発生する可能性もあるため、衛生管理の観点からは注意が必要と考えられます。
今回の体験のように、家族や親戚といった身近な関係の中であっても、「当たり前」や「常識」と感じていることの違いに気づかされる場面は少なくありません。そのような出来事を通して、自分自身の価値観を振り返ったり、相手との違いを理解しようとしたりする機会になることもあります。
違和感を覚えた際に、相手を否定するのではなく、自分なりの対処法を見つけていく姿勢は、円滑な関係を保つうえで大切なことかもしれません。
監修:堤ちはる(管理栄養士)相模女子大学 栄養科学部 教授
著者:渡辺 あいこ/40代・女性・主婦。子ども2人を育てるママ。正社員を辞めて、専業主婦。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
続いては、義実家での朝ごはんの際に、起きた驚愕のエピソードです。食卓に並んだのは、日本の朝食の定番ともいえる納豆。義父が1つのパックを開け、自分の箸でかき混ぜて食べ始めたかと思いきや……!
「まさかの展開」が続き、妻はパニック!? 思わずゾッとしてしまう、義実家での衝撃体験とは?
義実家での朝ごはん「納豆1パックを回し食べ!?」義父→義母→夫の順に回ってきて次は…!迷った末に

まだ私が新婚2年目だったころの話です。夫の実家に帰省し、義両親と夫、そして私の4人で朝ごはんを食べていました。そのとき……。
義父が冷蔵庫から納豆を1パック取り出し、パッケージを開けてタレを入れ、自分の使っている箸でかき混ぜ始めました。「ああ、納豆を食べるんだな」——その時点では、特に何とも思っていませんでした。
ところが義父は、納豆を4分の1だけ自分のご飯にかけると、残りを隣に座っている義母へ渡したのです。「ちょっとだけ食べたかったのかな」と思って見ていると、義母はその納豆の3分の1を、やはり自分の箸でご飯にかけ始めました。
そして義母は、残った納豆を夫に渡します。「いやいや、まさか……」と嫌な予感がしつつ夫を見ると、案の定、夫はその半分を自分の箸でご飯にかけ始めました。そしてついに、私のもとへ納豆が回ってきたのです。義両親+夫の“エキス”が詰まった、残り4分の1の納豆……。心なしか、いつもよりネバついて見えました。
当時の私はまだ若く、従順で、断る術も知りませんでした。心を無にしてその納豆をご飯にかけながら、「これは契りの盃か……」と心の中で思っていました。
この出来事が強く印象に残り、それ以来、自分が料理を出すときには、必ず取り箸を添えるようにしています。夫にも伝えましたが、いまひとつわかってもらえず……。その後、義実家で納豆が出たら、はっきりと断るようになりました。
◇ ◇ ◇
家族であっても食事や衛生感覚の価値観は人それぞれ。特に結婚して間もないころは、「失礼にならないように」「波風を立てたくない」と、無理をしてしまうこともありますよね。「今回は遠慮しておきます」とやんわり伝えるなどで無理をしすぎず、自分が安心して過ごせる距離感を大切にしたいですね。
著者:高橋ともこ/40代・女性・主婦。娘と息子を育てる母。趣味はポイ活。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
どちらのエピソードも、結婚して初めて知る「義実家ならではの常識」に言葉を失ってしまったという体験談でした。家族間だからこそ気にならないことだとしても、育ってきた環境が違えば、衛生面や食事のマナーに対する価値観に大きなズレが生じるのはある意味当然のことです。
どうしても受け入れがたい「相手の家のルール」に直面したとき、無理をして相手に合わせ続けるのは心身ともに疲弊してしまいます。頭ごなしに相手の習慣を否定するのではなく、「私はこうしたい」と角が立たないように伝え、自分自身も無理なく心地よく過ごせる落としどころを上手に見つけていきたいですね。