削って入れる革命的パスタ

それが、料理研究家・和田明日香さんがNHK『きょうの料理』で紹介した「削りブロッコリーソースのパスタ」です。
家庭で再現しやすいレシピを数多く提案している和田さんですが、今回の最大の特徴は、花蕾(からい)部分を“削って”使うこと。
細かく削ることでパスタによく絡むソースになり、これまで脇役になりがちだったブロッコリーが一気に主役級になります。
さらに、茎まで余すことなく使えるのもうれしいポイントです。
和田明日香さん「削りブロッコリーソースのパスタ」のレシピ

材料(3〜4人分)
- ブロッコリー…1株
- にんにく(大/みじん切り)…1かけ分
- 好みのショートパスタ…180g(フジッリやコンキリエがおすすめ)
- オリーブ油…大さじ2
- しょうゆ…小さじ1
- 塩…少々
- 黒こしょう(粗びき)…適量
【A】
- 水…3カップ(600ml)
- 塩…小さじ1
- 赤とうがらし…1本(お好みで)
ショートパスタは、フジッリやコンキリエが近隣のスーパーで見つからなかったため、今回はペンネを使用しました。
作り方①ブロッコリーを包丁で削る

フライパンにオリーブ油大さじ1と、にんにくのみじん切りを入れて弱火にかけ、ブロッコリーの花蕾部分を包丁で削りながら加えていきます。
最初は「本当に削って大丈夫?」と恐る恐るでしたが、やってみるとこれが想像以上に楽しい!
細かくなったブロッコリーがふわふわとフライパンに積もっていく様子は、まるで緑の粉雪のようです。
ただ……削る作業に夢中になりすぎたのか、気づけばキッチン周りは細かいブロッコリーだらけ。後片付けは少し大変でしたが、それもこのレシピの醍醐味かもしれません。
花蕾は最後まできれいに削りきるのが難しかったので、残った部分は後の工程で茎と一緒に刻みます。
作り方②ショートパスタを加えてゆでる

中火にしてブロッコリーにこんがりと焼き色がついたら【A】を加えます。

沸騰したらショートパスタを入れ、袋の表示時間より1〜2分短めにゆでましょう。

その間に、ブロッコリーは茎の皮を除き、削りきれなかった花蕾と一緒に、粗みじん切りにします。
茎は軽く火を通す程度なので、皮は厚めにむいておくと食感よく仕上がりますよ。
作り方③味付けして仕上げる

②のフライパンにオリーブ油大さじ1とブロッコリーの茎、しょうゆ、塩少々を加えて混ぜます。

火を止めてふたをし、1〜2分蒸らしたらOK。パスタがまだ少しかたい場合は、水を少量足して様子を見ながら加熱してください。工程②からここまでずっと中火で作業しました。

器に盛り、仕上げに黒こしょうをたっぷりふれば完成です。
【実食】削るだけでここまで変わる!

フライパンひとつで作ったとは思えない、鮮やかな緑の一品。口に入れると、削った花蕾のつぶつぶ食感、そして茎のシャキッとした歯ざわりが同時に押し寄せてきます。

噛むほどに甘みが広がり「ブロッコリーってこんなに味が濃かったんだ」と感動。味付けは塩としょうゆだけとシンプルなのに、しっかり奥深い和風の味わいです。

さらに、赤とうがらしと黒こしょうのピリッとした刺激、にんにくの香ばしさも加わり気づけばフォークが止まりません。
黒こしょう抜きで子どもたちにも出してみたところ、こちらも見事完食!
普段は野菜を残されることもあるので、この瞬間の達成感といったら……。心の中でガッツポーズです。
好きな具材でアレンジも!
シンプルな味付けで手軽に作れるのに、しっかり満足感のあるひと皿。削るだけで、いつものブロッコリーがまったく違う表情を見せてくれました。
ツナやベーコン、アンチョビ、しらす、桜えびなどを加えてアレンジするのもおすすめとのこと。次はどの組み合わせで作ろうか、今から楽しみです。