彼が企画したサプライズはまさかの…
彼と付き合って4年が過ぎたころ、2人で神戸に旅行に行きました。旅行の最終日に彼が「今日は連れて行きたいところがあるんだ!」とサプライズを考えてくれていたようで、彼について行くと、目の前に現れたのは神戸港のクルーズ船でした。
「今日はバレンタインのお返しに、日ごろの感謝を込めてクルージングディナーを予約したんだ!」と彼は自慢げ。普段はそんな豪華なデートをすることがなかったのですが、この日ばかりは私のために考えてくれたことが伝わってきました。
ただ、実は私は乗り物酔いがかなり激しいほうで……。「船での食事」と聞いて、船酔いの恐怖がよぎりました。しかし、雰囲気を壊したくなかったので、船酔いのことを彼に伝えないままクルーズ船に乗り込んだのです。
船酔いでどんどん吐き気が
クルーズ船に入ると、食事ができる個室に案内され、ウェルカムドリンクでアルコールの提供がありました。船でアルコールを飲むと、さらに酔いが回りそうだなと思いましたが、「せっかくだし一口だけ」と、ウェルカムドリンクを1杯飲みました。
彼が予約してくれたコース料理を堪能しながらも、アルコールの影響もあったのか、船酔いがつらくなり吐き気が。「気持ち悪い……。もう限界かも」と彼に伝えようとしたとき、彼から「少しデッキに行ってみない?」と言われたのです。
酔い覚ましに行ったはずのデッキで…!?
「私の顔色が悪いことに気がついて声をかけてくれるなんて、なんて気づかい上手なの!」と彼の神対応に感動しながらデッキについて行った私。
「トイレに行くから、デッキで待っていてくれる?」と彼が言うので、船のデッキで外の空気を吸いながら気分転換をしていました。目の前にはサンセットが広がり、船酔いも多少よくなった気がする……と思っていた際、「こっち向いて!」と彼の声が……。
振り返ると、そこには花束を持った彼の姿! そして「結婚しよう」とプロポーズをされたのです!
予想外のプロポーズに「今!?」と驚きながらも、彼の気持ちはうれしかったので「はい。ただ私、今船酔い中で、吐きそうなんだけどね」と答えました。すると「えー! 船酔いしてたの!? プロポーズのことで頭がいっぱいで気がつかなかったよ」と彼はびっくりしていました。
彼がデッキに連れ出してくれたのは、私が船酔いしていることに気づいたからではなく、プロポーズのためだったのです。
船上でのプロポーズが成功し、私たちは無事に結婚することになりました。このプロポーズ話は笑い話として永遠に語り継がれることに……。結婚後、夫に対してイラッとすることもありますが、一緒にいると笑いが絶えない今の結婚生活は、プロポーズの時点ですでに始まっていたようです。
著者:斉藤菜々子/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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