呼吸はしてる!? 出産時の赤ちゃんの呼吸について助産師が回答!

2019/09/05 12:30
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ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は生まれてくる赤ちゃんの呼吸に関するご質問です。
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「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回は生まれてくる赤ちゃんの呼吸に関するご質問です。

 

Q.赤ちゃんが出てくる途中、赤ちゃんの呼吸はどうなっているの?

妊娠34週の初産婦です。この間、病院の母親学級で出産のDVDを見ました。DVDのなかでは、赤ちゃんの首元までが娩出されてから体が全部出てくるまで少し時間があり、娩出後、少ししてから産声をあげていました。赤ちゃんが出てくる途中、赤ちゃんの呼吸は止まってないのかと不安になりました。赤ちゃんが産声をあげて肺を膨らませるまでは、臍の緒でさえお母さんと繋がっていれば大丈夫なのでしょうか?

 

宮川めぐみ助産師からの回答

赤ちゃんは、生まれてきてすぐ、体も全部出てから泣き出すことがほとんどになりますよ。おそらく赤ちゃんも急に明るい世界に出てきて驚いていることもあるのではないかと思います。また羊水を飲み込んでいることもありますので、少し吸ってあげないとうがいをしてしまうこともあったりします。そうなると羊水を吸ってからの呼吸になることもありますので、すぐに泣かないからといってすぐに何か問題が起こるというわけではありませんよ。


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください


おなかの中では……

大人の場合、呼吸をして肺から取り入れた酸素を心臓から全身に血液を介して送っていますよね?でも、おなかの中の赤ちゃんは自分で呼吸をしていません。おなかの中の赤ちゃんはどのようにしているのかというと……。

 

おなかの中の赤ちゃんの血液の流れは大人と違っていて、肺へはほとんど血液が流れていません。そのため、肺を通らない胎児用のルートで心臓と脳に酸素を多く含んだ血液を循環させています。

 

おなかの中の赤ちゃんの肺の代わりに働いているのは胎盤です。胎盤を介して、必要な酸素を取り込み、いらなくなった二酸化炭素を排出しています。その一方で赤ちゃんは羊水を肺に取り込んで出すといった「呼吸様運動」をして、呼吸の練習もしています。

 

あの短い時間で劇的な変化が!

おなかの中の赤ちゃんの肺は、水をたくさん含んだスポンジのような状態。それが陣痛のストレスによって、肺が外で呼吸をする準備を始めます。そしてせまい産道を通ってくることで、水浸しのスポンジから水分が出ていくのです。

 

赤ちゃんが生まれてすぐ「おぎゃー!!」って泣きますよね。あれが赤ちゃんにとっての最初の呼吸です。赤ちゃんが泣くことによって、肺胞が広がります。

 

赤ちゃんが泣いて肺に酸素が取り込まれることに加えて、ママと赤ちゃんを結んでいたへその緒が切られ、胎盤からの血流が途絶えると、胎児用の血液のルートは閉ざされ、血液の循環も胎児用から新生児用に切り替わります。

 

「おめでとうございまーす!」と、ママのところの来るまでの短い時間に赤ちゃんは劇的な変化をしているんですよ。

 


※参考:ニュース(医療)「劇的変化!母体内から母体外へ!赤ちゃんの呼吸の始まりとは?」【著者:助産師 REIKO】

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー

 

 


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