認定こども園や認可保育園の他にも、「小規模保育事業」と呼ばれる枠で運営されている園があります。他の保育園とおこなっている内容は同じであるものの、やはり違うところもあるんです。今回は、生後10カ月でわが子が通い始めた「小規模保育施設」を例に紹介します。
異年齢保育がおこなわれている
小規模保育施設は0~3歳未満の子どもが通うことができ、6~19人と枠がせまいです。わが子の通う園では、この人数が少ないことを生かして異年齢保育がおこなわれており、他の年齢の子どもとも楽しく過ごすことができます。
特にわが子は第一子のため、年の違う子どもと接する機会が少なく、小規模保育施設のお兄ちゃん・お姉ちゃんに囲まれて過ごすことができる環境は、刺激を受けるいい機会になっています。
先生と密に連絡し合うことができる
わが子の通う小規模保育施設では、0~2歳の各年齢3人ずつ(定員9人)の子どもが通っています。先生は5人で各年齢に担当の先生がつくものの、担当ではない子どもにも臨機応変に接してくれます。先生たちの目が行き届きやすく、子どものちょっとした変化にもすぐに気付いて連絡をくれます。
また、お休みの子が多い日は、先生とマンツーマンに近い状態になるため、たっぷりと先生に甘えながら過ごすことができているようです。
小規模保育施設で預かりをしない時期も
ただし、利用する子どもの数が少ないことが見込まれる時期は、小規模保育施設での預かりはおこなわず、連携保育園での預かりになりました。
わが子は4月から通い始めていますが、ゴールデンウイーク直前の5月1日~2日は連携保育園での預かりでした。しかし、まだ小規模保育にも慣れていない時期であったため、わが家は夫と仕事を調整して自宅で過ごすことにしました。なお、お盆時期の8月中旬の2週間は連携保育園での預かりでした。
小規模保育施設は、異年齢保育で他の年齢の子どもの刺激があったり、先生と密に連絡することができる点に大きな魅力を感じました。
イラスト:imasaku
著者:山野楓
9カ月の男児の母。2018年4月に仕事復帰したばかりで育児との両立に悪戦苦闘中。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。