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夜中に激痛「救急車を呼ぶしかない」腸炎と診断された検査で見つかった別の病気の正体【医師解説あり】

夜中に襲った激しい腹痛で救急車を呼んだことが、思いも寄らない形で自分の体と向き合うきっかけになりました。腸炎と診断されて終わるはずだった出来事が、後に大切な判断につながっていったのです。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
日本産婦人科学会専門医・日本女性医学会ヘルスケア専門医

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。
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突然の腹痛で救急車を呼ぶことに

ある夜、突然の腹痛で目が覚めました。時間がたっても痛みは治まらず、次第に動くこともできないほど強くなっていきました。ひとりで耐えるのは限界だと感じ、救急車を呼ぶことにしました。

 

搬送先では検査がおこなわれ、ひとまず腸炎(ちょうえん/細菌やウイルスなどが原因で腸に炎症が起こり、腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れる病気)と診断されました。

 

検査で指摘された、別の異変

その際におこなわれた検査で、「卵巣の横に血の塊のようなものが見える」と説明を受け、後日改めて婦人科を受診するよう勧められました。

 

後日受診した結果、それが子宮内膜症(しきゅうないまくしょう/本来は子宮の内側にあるはずの内膜組織が、卵巣や腹腔内など別の場所にでき、痛みや不妊の原因になることもある病気)の一種であることがわかりました。

 

妊活中だったこともあり、医師からは「早めに手術で摘出したほうが良い」と説明を受けました。

 

 

将来のために選んだ手術という判断

その病変は、妊娠してからでは手術のリスクが高まり、破裂すると危険な状態になる可能性があるものだと聞きました。もしあのとき救急車を呼ばず、検査を受けていなければ気付けなかったかもしれません。腸炎での搬送が、結果的に自分の体を守るきっかけになったのだと思います。

 

まとめ

突然の体調不良は不安なものですが、あのとき受診したことで将来に関わる問題を早めに知ることができました。自分の体の変化を見過ごさず、必要なタイミングで医療につながることの大切さを実感しています。

 

医師による解説:激痛が教えてくれた体のサイン

腸炎などの内科的な腹痛の検査で、偶然にも婦人科系の病気が見つかることは少なくありません。今回は、早期発見の意義と妊娠前に治療する大切さを解説します。

 

「たまたま見つかる」ことは幸運なこと

腹痛で受診した際、エコーやCT検査で子宮内膜症や卵巣の腫れが偶然見つかることがあります。子宮内膜症などは自覚症状がないまま進行することもあるため、異変を指摘されたら放置せず、必ず専門医を受診しましょう。

 

妊娠前に「病変」を整えておくメリット

卵巣に古い血液がたまる「チョコレート嚢胞(のうほう)」などは、妊娠中に大きくなったり破裂したりするリスクがあります。妊娠中は手術の制限も多いため、妊活中であれば「妊娠前に万全な状態にしておく」という判断は、母体と赤ちゃんの安全を守るための賢明な選択です。

 

「いつもの痛み」と片付けないで

激しい腹痛は体からのサインです。たとえ原因が腸炎であっても、今回のように「受診したからこそ救われるリスク」があります。「このくらいの痛みで救急車なんて……」と我慢せず、動けないほどの痛みがあるときは迷わず医療機関を頼ってください。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)

著者: 長谷かの/30代女性・派遣社員

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

 

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