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「プッ」ピラティス中に下から響くおならのような音。自分では制御できない現象の正体【医師解説あり】

ピラティスや日常の動作、出産後の体の変化の中で、思いがけず「音」に戸惑った経験はありませんか? 誰かに相談しづらく、自分だけの問題のように感じてしまう瞬間も多いもの。運動や産後の生活の中で起きた小さな違和感と、そのときの正直な気持ちを振り返ります。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師沢岻美奈子先生
日本産婦人科学会専門医・日本女性医学会ヘルスケア専門医

産婦人科専門医として29年間、約25万人の女性を診察。更年期を中心としたヘルスケア領域が専門で、心身の不調が特徴的な更年期の揺らぎ世代を、薬だけではなく栄養面やコーチングも取り入れた統合医療で全人的なサポートをおこなっている。
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ピラティス中に感じた気まずさ

ピラティスに通い始めたころ、特定のトレーニングをすると、「プッ」と腟から空気が抜けるような感覚とともに音がしてしまうことがありました。1度だけでなく、同じ動きをするたびに起こるため、自分では止められないことがとても恥ずかしかったです。周囲の視線が気になり、集中したくても気まずさが先に立ってしまいました。

 

この出来事をきっかけに、体の内側の状態やケアについて意識するようになり、フェムケアという考え方にも目を向けるようになりました。(森永はづき/30代女性・会社員)

 

出産後に起きた予想外の変化

出産後、腹圧をかけた瞬間に、おまたからおならのような音が出てしまったことがありました。自分の体にそんな変化が起きているとは思っておらず、正直かなりショックでした。

 

ただ、この出来事がきっかけとなり、スクワットなどの運動を始めるようになりました。これで改善するのかはわかりませんが、少しずつでも減っていけばいいなという気持ちで続けています。(及川りか/30代女性・会社員)

 

 

音を気にしながら過ごす日常

出産後、特に気になるようになったのが、腟に空気が入り、おならのような音が出てしまうことです。音を抑えようと体の向きを変えるなど工夫をしていますが、思うようにはいかず、調整の難しさを感じています。何げない動作でも起こるため、日常の中で気を使う場面が増えました。(新海なる美/20代女性・主婦)

 

まとめ

このように、意図せず腟から空気が漏れ出てしまう現象は「腟なら」と呼ばれ、多くの女性が経験する生理現象の一つです。自分だけの問題だと思い悩んでしまいがちですが、この小さな音は、出産や加齢などによる体の変化を教えてくれる大切なサインでもあります。

 

恥ずかしさを抱えるだけでなく、今回の方々のようにフェムケアを意識したり、筋力トレーニングを取り入れたりと、今の自分に合ったケアを見つけるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。自分の体と丁寧に向き合うことが、毎日の安心感につながっていくはずです。

 

医師による解説:骨盤底筋の緩みで起こる生理現象

腟からおならのような音が出る現象は、医学的には「腟排気(ちはいき)」と呼ばれ、実は多くの女性が経験する自然な生理現象です。決して恥ずかしいことでも、病気でもありません。

 

主な原因は、出産や加齢にともなう「骨盤底筋(こつばんていきん)」の緩みにあります。子宮や腟を支える筋肉がしなやかさを失うと、腟内に空気が入り込みやすくなります。その状態でピラティスのように足を上げたり、体位を入れ替えたりして腹圧がかかった際、中の空気が押し出されて音が鳴るのです。

 

改善のためには、骨盤底筋を意識的に動かすトレーニングが効果的です。日常の中で「腟をキュッと引き上げる」感覚を意識するだけでも、少しずつ筋肉の弾力を取り戻すことができます。

 

ただし、音だけでなく「尿漏れ」が頻繁に起きたり、「股の間に何かが挟まっているような違和感」があったりする場合は、骨盤臓器脱などのサインかもしれません。ひとりで抱え込まず、早めに婦人科を受診してください。こうした体のサインは、これまで頑張ってきた自分自身をケアしてあげる大切なきっかけ。恥ずかしがらず、自分の体とポジティブに向き合っていきましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)

イラスト:アゲちゃん

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

 

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