妊娠中に向かった市役所
第二子を妊娠して5カ月が過ぎたころのことです。当時は体調があまり良くない日が続いていました。それでも、どうしても隣町の市役所に行かなければならない用事があり、5歳の息子と一緒に電車に乗ることにしました。立っているのがつらかったため、空いていた優先席に座り、できるだけ静かに過ごしていました。
近づいてくる気配
しばらくすると、つえをついた年配の女性が目の前で立ち止まりました。何か言われるのだろうかと思った次の瞬間、私の足をドンドン突き、痛いくらいにたたいてきて、「どけ!座らせろ!」と強い口調で怒鳴られました。
妊娠中で体調が万全ではない中、きつい言葉を向けられ続け、その場に居続けることが次第につらくなっていきました。周囲の視線も気になり、これ以上は耐えられないと感じて、私は席を譲ることにしました。
予想していなかった急展開
年配の女性が席に座った直後、息子がくるりと向きを変えて「ブー!!」とおならをしてしまいました。においが残る中、ちょうど次の駅に到着し、私たちはそのまま電車を降りました。電車を離れたとき、張りつめていた気持ちが少し緩んだのを感じました。
まとめ
妊娠中は、外見からは判断しにくい体調不良や、予期せぬトラブルへの不安を抱えて行動しています。あの日は、つえで足をたたかれるというあまりに理不尽な言動に、心まで折れそうになりました。
ですが、図らずも息子の「一撃」がその場の空気を変えてくれました。マナーは大切ですが、それ以上に「目の前の相手が今、どのような状況にいるのか」を想像し合うやさしさが、電車という密室の中では何より必要なのだと身に染みた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:真田ももこ/30代女性・会社員
イラスト:藤まる
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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