

相談もなくデートが中止に
私が身支度を整えていると、しばらくして、彼が仕事から帰ってきました。私も出かける準備を終え、あとは出発するだけだと思っていたのですが、そのとき彼が突然こう言ったのです。
「今日どこに食べに行こうか。友だちも一緒に行くから、先に迎えに行こう」
思いがけないひと言に、私は耳を疑いました。「えっ……2人で出かける予定じゃなかったの?」と、頭の中が追いつきません。
事前に相談もなく予定が変わってしまったことが悲しくて、私は戸惑うばかり。彼から急かされるまま車に乗ったものの、気持ちの整理がつかず、うつむいて黙り込んでしまいました。
車から降ろされてしまい…
車を走らせて数分後、彼がぽつりとこう言いました。
「降りる? 家まで送るわ」
あまりに突然のことで、私は言葉を失いました。けれど、私が返事をする間もないまま、彼はそのままマンションへ車を向けたのです。
そして自宅に到着すると、「着いたよ、降りて。どうせ機嫌、直らないんでしょ。不機嫌がやつがいたら楽しく食事できないから、今日は帰ってよ」と、吐き捨てるように言ったのです。
このあと、本当に私は降ろされてしまいました。デートがなくなっただけでなく、あっさり帰されてしまったことが悲しくて、涙が止まりませんでした。
開き直った彼が逆ギレ
その後、深夜0時を過ぎてから、ようやく彼が帰宅しました。「ただいまー」と明るい声が聞こえた瞬間、私は彼のもとへ行き、まずは約束していたデートの予定が変わったことについて、ひと言でも説明や謝罪がほしかったと伝えました。
しかし、彼は悪びれる様子もなく、「別にお前とごはんなんていつでも行けるじゃん。なんでそんなに泣いたり怒ったりしてるのか、正直よくわからない」と返してきたのです。
私としては、食事そのものよりも、約束を軽く扱われたように感じたことがつらかったのですが、その思いはうまく伝わりませんでした。その後、私たちはしばらくの間、口を聞かない日々を過ごすこととなりました。
もちろん、友人を大切にすること自体は悪いことではないと思います。ただ、あらかじめ決めていた約束を変えるのであれば、ひと言相談したり、気持ちに配慮したりすることは必要だったのではないかと、今でも感じています。相手を思いやる姿勢の大切さを、改めて考えさせられた出来事でした。
著者:榊原愛七/30代女性・1児の母。看護師・カウンセラー兼、恋愛エピソードを執筆するライター。
作画:おみき
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)
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