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「中身が空…!?」祖父の通夜でひとつだけ軽かった香典袋。入れ忘れ?と思いきや家族全員が涙したワケ

祖父の通夜に参列したときのことです。私は受付を担当しており、香典をお預かりしていました。すると、その中にひとつだけ妙に軽い香典袋がありました。失礼とは思いつつ気になり、あとから確認すると……。

ひとつだけ軽い香典袋…中身は?

中にはお金は入っておらず、代わりに一通の手紙が入っていたのです。

 

差出人は、祖父の古い友人でした。高齢のためどうしても参列できず、知人にこの手紙を託したとのこと。そこには、若いころに祖父とともに苦労した日々や、助けられた思い出が丁寧につづられており、最後には「本来なら直接お別れを言いたかった」と記されていました。

 

私はその手紙を家族に見せました。すると皆、静かに涙を流しながら読み、「こんなにも祖父のことを想ってくれている人がいたんだね」と、しみじみ語り合ったのです。

 

金額の多い少ないではなく、そこに込められた気持ちの深さに胸を打たれた瞬間でした。香典というとお金のやり取りという印象がありましたが、この出来事を通して、本当に大切なのは故人を想う心なのだと深く感じました。今でもあの手紙の内容は、忘れられない記憶として心に残っています。

 

◇ ◇ ◇

 

人が亡くなった場面では、どうしても香典の金額や形式に意識が向きがちですが、本当に心に残るのは、故人を想って寄せられた気持ちそのものなのかもしれません。

 

故人がどんなふうに人と関わり、どんな存在だったのかをあらためて知ることが、悲しみの中で心を支えてくれることもあるのではないでしょうか。お別れの形はひとつではないからこそ、形式だけにとらわれず、故人を偲ぶ気持ちを大切にしたいですね。

 

著者:高田みさき/30代 女性・会社員。小学2年の男の子を育てる母。趣味は旅行。

イラスト:ホッター

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

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