人前で我慢するほど増える苦しさ
おならが出やすく、気付けば15分に1回ほどのペースになっています。家では問題ありませんが、職場など家族以外の人と一緒にいると、無意識に我慢してしまいます。その結果、おなかが張って痛みを感じるようになりました。我慢している時間が、つらく感じることもあります。
トイレに行っても消えない不安
限界を感じてトイレに行くと、今度は音が外に聞こえないかが気になります。結局うまく出せず、何度も足を運ぶのも不自然に思われそうでちゅうちょしてしまいます。戻ったときににおいで気付かれたらどうしよう、そんな考えが頭から離れませんでした。
ストレスと体質、そして子どもを見て思ったこと
おならの原因にストレスが関係していると聞いたことがあります。私はもともと気を張りやすく、ストレスをため込みやすい性格です。最近生まれた子どもも、驚くほどよくおならをします。その様子を見ていると、体質は似るものなのかもしれないと感じるようになりました。
まとめ
たかがおなら、されどおなら。自分でも「ささいなこと」と言い聞かせてきましたが、実際には私の行動範囲や心の自由を狭めていたのだと改めて感じました。
我慢すればするほど苦しくなる悪循環を経験し、自分の体のリズムや、つい気を張りすぎてしまう心の癖をやっと直視できた気がします。今はまだ不安がゼロになったわけではありませんが、のびのびと過ごす子どもを見習って、少しずつ自分の体質と仲良く付き合っていきたいと思っています。
医師による解説:ストレスで腸が過敏になり、ガスを発生
「脳腸相関(のうちょうそうかん)」を知る
脳と腸は自律神経で密接につながっています。「おならが出たらどうしよう」という不安(ストレス)が脳に伝わると、それが信号となって腸の動きを過敏にし、さらにガスを発生させたり便意を促したりする悪循環に陥ります。これは性格のせいではなく、体の自然な反応です。
「予期不安」が症状を強くする
「また人前で失敗するかも」と先に心配してしまう状態を予期不安といいます。この緊張が続くと、無意識に空気を飲み込んでしまう「空気嚥下症(くうきえんげしょう/ストレスや緊張、早食いなどが原因で、無意識に大量の空気を飲み込んでしまうことで、さまざまな症状や不調を引き起こす病気)」を引き起こし、さらにおならが出やすくなります。「今は緊張しているから出やすいんだな」と、まずは自分の状態を客観的に認めてあげることが大切です。
「完璧に止めよう」と思わないこと
おならを完全に止めることは誰にもできません。「絶対に出してはいけない」と強く思いすぎるほど、体は緊張してガスがたまりやすくなります。「出そうになったらトイレに行けばいい」「万が一のときは誰にでもあること」と、自分への許可を少しずつ出していくことが、結果的に腸の緊張を和らげる近道になります。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:松澤美愛先生(神谷町カリスメンタルクリニック院長)
著者:真田まさ子/30代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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