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「髪の毛すいた?」同僚の言葉に絶句。髪が抜け落ち、情緒不安定になった私への診断結果【医師監修】

アパレルブランドで働いていた私は、ショーウインドーや店内のディスプレイを担当するVMD(ビジュアルマーチャンダイザー)という役職に就いていました。入社したときからの憧れであったVMDになることができた私は、がむしゃらに働き続けたのですが、あまりの仕事の忙しさと夫とのすれ違いに悩むように……。すると、私の髪の毛に異変が起きてきたのです。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生
くぼたクリニック松戸五香院長

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。
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寝顔を見るだけの新婚生活

私がアパレル会社でVMDとして働いていたときのこと。入社したときから「必ずVMDになる!」と決意していた私は、厳しいトレーニングを経て入社から約2年後、念願のVMDになることができました。

 

ただ、この仕事が思った以上に過酷で、営業時間前にショーウインドーや店内のディスプレイを変えなければならないため、毎日6~7時の早朝出勤は当たり前。朝早くから出勤しても、退勤が20時や21時になるときもありました。そんな日々に、いっそのこと辞めてラクになりたいと思ったことも。しかし、仕事へのやりがいをとても感じていたので、そのまま続けることにしました。

 

VMDになってから1年後の30歳のときに夫と結婚し、同居を開始。当時の夫はウエディングプランナーとして働いており、週末は多数の結婚式があるため、帰りが夜中になることもしばしば。新婚にもかかわらず、仕事の時間や休みがまったく合わないため、お互い寝顔を見るだけの生活になってしまったのです。

 

大量の髪の毛が抜け落ちる私

夫とのコミュニケーションを図る時間さえ持てないことに、次第に「結婚した意味はあるのだろうか?」と自問自答するようになりました。そんな生活を続けて半年ほどたったとき、お風呂で洗髪しているといつも以上に髪の毛が抜けるように。また、何げなく手ぐしで髪の毛をとかすと、ごっそりと抜けるようにもなってきました。

 

最初は「毛周期によるものかな」と軽い気持ちでいたのですが、日に日に髪の毛が抜け落ち、気が付けば頭皮が透けて見えるほど薄くなってきたのです。すると、職場の人や友人から「髪の毛すいた?」「シースルーヘアにした?」と言われるように……。

 

それからというもの、日に日に頭皮が薄くなっていくストレスからか、全部の髪の毛が抜け落ちる夢を見たり、急に泣いてしまったりと情緒にまで異変が起きてきたのです。

 

 

役職を降りることを決心して

職場の先輩に、「最近、髪の毛が薄くなってきていて悩んでいるんです」と相談すると、「友人も同じような症状になったとき、皮膚科を受診したら良くなったよ! 一度診てもらったら?」とアドバイスをもらいました。

 

皮膚科を受診すると、先生から「たしかに全体が薄くなっていますね」と言われ、「私生活で気になることはありますか?」と聞かれました。私は「夫も私も仕事が忙しくて、会話する時間が取れていなくて……。ちょっとストレスがたまっているかもしれません」と言うと、「そのストレスが原因かもしれないですね」とひと言。

 

先生の話によると、ストレスによる自律神経の乱れや免疫機能の異常によって、抜け毛が起きる場合があるということでした。そこで、抜け毛治療に用いられたのは「ドライアイス治療」。このドライアイス治療は、抜け毛の部分に1秒程度ドライアイスを当てて軽い凍傷状態にさせることで、リンパ球の毛乳頭への攻撃をやめさせ、免疫機能を正常にしていくというもの。

 

普通のドライアイスが出てきたときは「本当にこれで治療するの!?」と正直びっくりしましたが、抜け毛が改善されるのであればと思い、医師の診断に基づき治療を受けて様子を見ることにしました。

 

しかし、「ストレスの根本原因を見直さなければ意味がないのでは?」と思った私は、帰宅して夫と話し合いました。「君が悩んで苦しんでいる姿は見たくない。もう仕事は十分やり切ったんじゃない?」という夫の言葉もあって、VMDの役職を降りる決意をします。

 

それからの私は、夫との時間を大切にするために、パートに切り替えて働くようになりました。すると、今まで抱えていた重圧やストレスから解放されたお陰で、徐々に髪の毛が生えてくるようになり、半年後には気にならない程度まで回復しました。

 

まとめ

その後35歳まで、役割を調整しながらパートとしてVMDの仕事に携わり続けましたが、夫との時間だけでなく自分自身のゆとりも持てるようになりました。心に余裕ができたおかげか、あの日々のような大量の抜け毛に悩まされることはありません。あのとき、勇気を持って「働き方」を見直す決断をしたことは、私にとって間違いではなかったと確信しています。

 

この経験を通して、限界までひとりで抱え込まず、周囲に助けを求めたり環境を変えたりすることで、心身の健康を守る大切さを実感しました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)

著者:知念 ヒナ/30代女性。日々変わりゆく体型の変化に悩んでいる元アパレルVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)のWebライター。活力になっているものはアイドルの推し活。

イラスト:おんたま

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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