嫌な予感が当たった日
もともと私は、大事なイベントと生理が重なりやすいタイプです。その日も「まだ大丈夫」と思っていた矢先に、急に始まりました。
翌日はデートの予定。よりによってという気持ちと、やっぱりという諦めにも似た感覚が入り混じりました。1日目と2日目は特に量が多く、痛みも強いほうなので、内心は穏やかではありませんでした。
万全のつもりで迎えた当日
少しでも安心したくて、生理が始まった前日から用法用量に従って痛み止めを服用し、タンポンやナプキンを多めに準備しました。当日の朝も服用したおかげか、心配していた痛みはほとんどありませんでした。
それだけで気持ちは軽くなり、デートを素直に楽しめていました。「タンポンに夜用ナプキンを重ねているから大丈夫」そう思い込み、どこかで安心しきっていたのです。
安心が崩れた瞬間
アトラクションに夢中になり、気付けばお昼前でした。何げなく入ったトイレで確認した瞬間、頭が真っ白になりました。タンポンもナプキンも真っ赤になっていて、自分でも驚くほどの量でした。幸い下着やズボンまでは汚れていませんでしたが、もう少し気付くのが遅れていたらと思うと、胸の奥がざわつきました。
まとめ
今回の体験で改めて感じたのは、準備をしているからといって安心できるわけではないということでした。体の状態は毎回同じとは限らず、その日のコンディションによって変わります。対策を整えることも大切ですが、それに頼りきらず、こまめに自分の状態を確認する意識を持つこと。その積み重ねが、自分を守ることにつながるのだと学んだ出来事でした。
医師による解説:量が多い場合は一度婦人科に相談を
「2時間もたない」のは受診の目安
タンポンと夜用ナプキンを併用しても数時間で交換が必要な状態は、医学的に「過多月経(かたげっけい)」の可能性があります。「体質だから」と我慢せず、一度婦人科で相談してみましょう。
隠れた病気のサインかも
経血量が異常に多い場合、「子宮筋腫(子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、経血量が増える原因となる病気)」や「子宮内膜症(本来は子宮の内側にある組織が、別の場所で増殖して強い痛みや癒着を引き起こす病気)」などの疾患が隠れていることがあります。また、自分では気付かないうちに「鉄欠乏性貧血(体内の鉄分が不足し、だるさや動悸、立ちくらみを招く状態)」が進んでいるケースも多いため、放置は禁物です。
「量を減らす」という選択肢を
鎮痛薬は痛みを抑えますが、経血量自体を減らす効果はありません。経血量に悩む場合は、低用量ピルやミレーナ(過多月経の治療にも使われる器具)など、量をコントロールして快適に過ごすための治療法も選択肢に入れてみてください。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
著者:長谷川さなえ/20代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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