首の後ろにできた小さなしこり
しこりに気付いたとき、痛みはほとんどなく、首の後ろという見えにくい場所だったこともあり、あまり気にしていませんでした。ニキビのようなものだと思い、「そのうち自然に治るだろう」と考えていたのです。
ところがある日、首の後ろに違和感を覚え、触ってみると少し腫れているように感じました。
だんだん強くなっていく違和感
その後、数日がたつとしこりの周辺が赤くなり、ズキズキとした痛みも出てきました。不安になり鏡で確認してみると、明らかに以前より大きくなっているように見え、思わず驚きました。
「これはさすがにおかしい」と感じ、慌てて皮膚科を受診することにしました。
皮膚科でわかった原因
診察の結果、医師から「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状ののう腫ができ、剥がれ落ちた角質や皮脂が袋の中にたまってできた良性の腫瘍)ですね」と説明されました。
さらに診察中に中身が少し出てしまい、独特のにおいがして強い衝撃を受けました。自分の体から出たものとは思えず、恥ずかしさと驚きで頭が真っ白になったのを覚えています。
その後、炎症が落ち着いてから手術で取り除いてもらい、無事に治りました。現在は痕もほとんど残っておらず、早めに受診してよかったと感じています。
まとめ
今回の体験を通して、小さなしこりでも自己判断で放置せず、早めに専門医に相談することの大切さを学びました。特に首の後ろなど見えにくい場所は変化に気付きにくいため、違和感を覚えたときは注意が必要だと感じています。体の変化にきちんと向き合うことが、健康を守ることにつながるのだと実感した出来事でした。
医師による解説:においを発するしこり「粉瘤」の正体
粉瘤(ふんりゅう)とは何か?
皮膚の下にできた「袋」の中に、本来剥がれ落ちるはずの角質(垢)や皮脂がたまってしまった良性の腫瘍です。自然に消えることはなく、少しずつ大きくなるのが特徴です。
なぜ「独特のにおい」がするのか?
袋の中にたまった角質や皮脂が時間の経過とともに酸化したり、細菌が繁殖したりすることで、チーズのような独特の強いにおいを発するようになります。出口から内容物が漏れ出したときに、このにおいを強く感じることが多いです。
「放置」が危険な理由
最初は痛みがないため放置しがちですが、細菌感染を起こすと「炎症性粉瘤」となり、赤く腫れ上がって激しい痛みを伴います。
炎症が起きると: すぐに手術ができず、まずは抗生物質で炎症を抑える処置が必要になり、治療期間が長引きます。
無理につぶすのは厳禁: 自己判断で中身を押し出そうとすると、皮膚の中で袋が破れて炎症が悪化し、重い感染症や大きな傷痕の原因になります。
根本的な治療法
粉瘤は薬で袋を消すことはできません。再発を防ぎ、きれいに治すためには、炎症が起きる前の小さいうちに手術で袋ごと取り出すのが最も確実で負担の少ない方法です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)
著者:中村彩/30代女性・主婦
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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