息子が1歳のとき、気に入らないことがあると近くにある物を投げてしまうことが増えてきました。自己主張は成長過程の1つですが、できるだけ「物を投げる」ことは阻止したいところ。物を投げる息子にどう対応すべきか、私が試行錯誤したエピソードをお伝えします。
怒ると物を投げてしまう息子に困惑
私の息子は、1歳になったころから怒ると物を投げることが増えてきました。特に多かったのが食事中です。嫌いな食べ物が目の前にあるだけで、お皿ごとガシャーンと投げていました。
私は「せっかく作ったのに!」と頭に血が上り、思わず息子の頭をたたいてしまったことも。でも、それでは解決の糸口が見つかりません。そこでどうして物を投げてしまうのか、息子の気持ちを考えてみることにしました。
息子の気持ちになって考えてみた
1歳ごろは言葉がまだ未発達。もし私がうまく言葉を発せられなかったら、どんな気持ちになるだろう。伝えたいのに伝えられない気持ちを考えると、息子が物を投げてしまう気持ちもわかるような気がしました。
息子は言葉でうまく表現できないから、物を投げるといった行動で私に気持ちを表現していたのかも……。そう思うと、物を投げてしまったことをしかる前にすることがあると感じました。
しかる前に気持ちを代弁!
息子が物を投げてしまったとき、まずはしかる前に「食べにくいよね」など、息子の気持ちを想像して、私が代弁してあげるように心がけました。しかるときは息子の目を見て「お皿が痛いって泣いてるよ。投げないでね」と、ダラダラと長くならないよう、短く端的に伝えます。
また、言葉で理解することが難しい年齢でもあるので、しかるときは真剣な顔をするなど、しかる側の態度にも気を付けました。
そのほか、息子が物を投げてしまう前に、未然に防ぐ対策も。物を投げそうな場面に出くわしたとき、周りの物を片付けるだけでも、物を投げてしまうことが減ったように思います。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。