「アウトレットで見た」目撃情報に動揺…
ある日の深夜、日付が変わっても夫は帰ってきませんでした。連絡もないまま0時を過ぎ、不安になって起きて待っていると、ようやく夫から連絡が来たのです。
私は「今日はもう帰ってこないの?」と聞きました。すると夫は、私がまだ起きていたことに驚いた様子を見せながらも、「寝ていていい」「待たれていると罪悪感がある」「こうやって連絡もしなくていい」と、どこか突き放すような言い方をしてきました。
そんな中、私は近所の知人から「夫を休日に新しくできたアウトレットモールで見かけた」と聞いていました。そのことを何気なく口にすると、夫は明らかに動揺した様子を見せ、「仕事で少し立ち寄っただけだ」と言ったのです。
私が、あなたの仕事と関わりがあるようには思えないと言うと、「休日だって仕事の付き合いはある」と逆に責めるような口調になり……。私はただ一緒にどこかへ出かけたいだけでしたが、夫は「結婚して3年も経てばそんなもんだろ」「家に引きこもってばかりいるから陰気くさいんじゃない?」と、信じられない言葉を浴びせてきました。
私はショックを受けながらも、心のどこかで、もう夫婦関係が壊れかけていることを感じていました。
「不倫してるよね?」夫を問い詰めたところ
それから2週間後のこと。私は夫に、「今日帰ってこれない? 大事な話があるの」と連絡しました。ですが夫は「無理」のひと言。直接話したいと伝えても、「LINEでもできるだろ」「しつこい」「早く言えよ」と面倒そうでした。
そこで私は、意を決して聞きました。不倫しているよね――と。
すると夫は、「は? 喧嘩売ってる?」「俺は毎日仕事を頑張ってるのに、よくそんなこと言えるな」と否定しました。けれど私は、前日に自分の目で見たのです。仕事を終えた夫が女性と待ち合わせをし、スーパーの買い物袋を持ったその女性と手をつないでマンションへ入っていくところを。
私がその事実を伝えると、今度は「なんでお前が見られるわけ? もしかして後をつけてたのか?」と責めてきました。私は「そうだって言ったら?」と返しましたが、夫は反省するどころか、「うわ、きもっ」「夫の会社帰りをつける女いるんだ」と言ったのです。
不倫していたのは自分のほうなのに、少しも悪びれる様子はありませんでした。それどころか、「バレたもんはしょうがない」「夫としての責務は果たすから」と開き直り、さらに「俺が不倫したのは、お前に魅力がなくなったからじゃん」とまで言い放ったのです。
夫「お前も不倫すれば?」開き直り発言に絶句
夫は、「結婚する前は女として魅力があったけど、もう新鮮さもないし見飽きた」と笑いながら続けました。そのうえで、「でも奥さんとして不満はないし、離婚する気はない」と言うのです。
私が離婚も考えていると伝えると、夫は「え、これ俺が慰謝料払うパターン?」と軽く笑い、「不倫相手にジェラシー感じちゃった?」「お前も不倫してみたら?」「今さらお前を相手にする男なんているかな」と、最後まで私を見下すような態度を取り続けました。
私は最後に、「じゃあ私も男と会うことにする。後から文句は言わないでね」と伝えると、夫は「おう、行って来い」「夫公認だから存分に楽しめよ」と笑っていました。
「ホテルに行ったよな?」私の不倫を喜ぶ夫
その1週間後、夫から突然連絡が来ました。「お前マジでやったな」「不倫だよ」「男と会ってホテルに入っていったよな」と、どこか勝ち誇ったような口調でした。
久しぶりに家にいた夫は、私がきれいめのワンピースを着て出かけたのを見て、怪しいと思って後をつけていたそうです。そして駅で男性と待ち合わせをした私が、その男性とホテルに入っていくところを見たと言いました。
私は「そういうことしてた私に、きもいって言ってなかった?」と返しましたが、夫はどこまでも身勝手でした。「男と会ってる写真も撮った」「これでお前が慰謝料払うことになったな」とうれしそうに言ってきたのです。
けれど、そのときの私はもう何も動じませんでした。あれは、あんたの不倫相手の旦那さんだよ――と。
夫は、何を言われたのかわからないといった顔になりました。私が会っていたのは、不倫相手の夫で、ホテルの1階にあるカフェで話をするためです。しかも私は弁護士とも待ち合わせをしており、2人きりで密会していたわけでもありませんでした。
事態の深刻さに気づいた夫…不倫の結末は
私はすでに夫の不倫をすべて調べ終えていました。夫に「不倫してるよね?」と聞いた時点で、私は興信所に依頼し、証拠も確保していたのです。会社帰りの行動について話したのも、興信所から受けた報告をそのまま口にしただけでした。
私は、証拠があることをあえて見せませんでした。夫が不倫を問い詰められたとき、何を言うのか知りたかったのです。私のことをどう思っているのか、自分の言葉で聞きたかったのでした。
夫はようやく事態の深刻さに気づいたようで、離婚したくないと泣きついてきました。「やっと必要だってわかった」「俺が愛してるのはお前だけだ」と、どこまでも自分勝手なことを言い続けました。ですが、弁護士に入ってもらい、最終的に離婚が成立。私への慰謝料は財産分与の中から支払われ、不倫相手の夫への慰謝料は借金をして支払ったそうです。
不倫相手は元夫の会社で働く派遣女性でした。2人の関係は社内でも知られることになり、元夫は左遷、不倫相手は契約終了になったと聞いています。弁護士経由で元夫から手紙も届きましたが、内容を見る気にもなれなかったので、すぐに処分しました。
私は今、単身用のマンションでひとり暮らしを満喫中。これからはもっと幸せになっていきたいと思っています。
◇ ◇ ◇
夫婦の関係は、忙しさの中ですれ違うことがあっても、お互いを思いやる気持ちや対話によって支えられていくものですよね。だからこそ、不倫のように相手を裏切る行為は、信頼を大きく傷つけるだけでなく、これまで築いてきた関係そのものを壊してしまうこともあります。自分の寂しさや不満を正当化して相手を傷つけるのではなく、まずはきちんと向き合い、誠実に話し合う姿勢を大切にしたいですね。
【取材時期:2026年4月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています