「あなたの子じゃない」妻のトンデモ発言
ある日、妻が満面の笑みで「ねえ、妊娠したの!」と報告してきたのです。待望の知らせに、一瞬で目の前が明るくなった私でしたが……その後に続いたのは、耳を疑うような言葉でした。
「でもね、あなたの子じゃないの。浮気相手との子なんだけど、彼はお金がないから、あなたが父親として養育費を払って」
あまりに身勝手な言い分に、頭の中が真っ白になりました。妻は、私が「やさしい夫」としてすべてを受け入れ、当然のように子どもを育てるものだと思い込んでいたようです。私は呆れ、冷静に「おなかの子を育てるお金は出せない。父親にもなれない。離婚しよう」と告げました。
「最低!」逆上した妻が両親を呼び出して
離婚を突きつけられるとは思っていなかった妻は、顔を真っ赤にして逆上。「妊娠中の妻を捨てるなんて、人間じゃない! 最低!」と私を罵倒し始めました。
さらに、あろうことか妻は自分の両親を緊急招集。「聞いて、お父さん、お母さん! この人は妊娠中の私を捨てようとしている最低な男です!」涙ながらに訴え、親を味方につけて、無理やり父親役を押しつけようとしたのです。
しかし、私が淡々と事の経緯を説明し、妻が放った言葉を伝えると、場の空気は一変しました。
「お前、なんてことを……! そんな恥知らずな娘は、うちの子ではない!」義父の怒号が響き渡り、妻はその場で実家から見放されることになりました。妻の「悲劇のヒロイン作戦」は無残にも失敗に終わったのです。
その後、妻は―それから5年後、私は
それから、妻は浮気相手のもとへ逃げ込んだと聞いていますが、詳しい消息はわかっていません。ただ、私は弁護士を通じて、妻と浮気相手の両者に慰謝料を請求し、すべての決着をつけました。
あれから5年。私は今、信頼できる新しいパートナーと出会い、新しい命にも恵まれ、穏やかで幸せな家庭を築いています。あのとき、「離婚しよう」と言い、自分の人生を取り戻して本当によかった。心からそう思っています。
◇ ◇ ◇
今回のように、不倫によって生じた問題は、当事者だけでなく周囲の人たちにも大きな影響を及ぼします。本来責任を負うべき相手がいるにもかかわらず、それを他人に押しつけようとする姿勢には驚かされますが……自分の言動がまわりに与える影響を考え、軽率な行動は避けたいですね。
【取材時期:2026年4月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。