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「双子みたいでしょ♡」私と娘を完コピする親子。保護者「えっ…」⇒大勢の前で墓穴を掘る意外な結末!

ある日、娘のクラスにA子ちゃんという子が転校してきました。家が近いこともあって、子どもたちはすぐに仲良しに。私も、A子ちゃんのお母さんであるBさんと連絡先を交換し、「近所にお友だちができてよかった」と喜んでいたのですが……。

ただの世間話だと思っていました。けれど気づけば、無視できない違和感へと変わっていったのです。

エスカレートするママ友からの連絡

「娘ちゃんのヘアバンド、どこで買ったの?」「娘ちゃんの筆箱かわいいね! 次は何を買う予定? 私も同じの買うから教えて♡」と、ことあるごとに連絡をしてくるBさん。

 

最初は引っ越してきたばかりで土地勘がなく、お店の情報を知りたがっているのだと思っていました。しかし、連絡の内容はだんだんとエスカレートしていきます。

「今日はステキな時計をつけていたわね!」「今日はお休みの日なのに朝早く出かけていたね」


たまたま外で見かけただけかもしれませんが、まるで私たちの行動を常にチェックしているかのようなメッセージが届くようになったのです。さすがに気味が悪いと感じ、私はBさんと少し距離を取ることにしました。

 

すべてをコピーする不気味な親子

私のよそよそしい態度に気がついたのか、次第にBさんからの連絡が減り、平穏な日々が戻ってきたように感じていました。しかしある日、娘とスーパーで買い物をしていると、たまたまA子ちゃんとBさんに遭遇し、思わず息を呑みました。

 

なんと、Bさんが履いているスカートも持っているバッグも、私とまったく同じものだったのです。さらに驚いたのがA子ちゃんです。洋服だけでなく、前髪の分け目や結び方といった髪型までうちの娘とそっくりになっていました。

 

驚いて固まる私に、Bさんは悪びれる様子もなく笑顔で近づいてきました。「あ、奇遇だね! 見て、まるで双子みたいでしょ♡」

 

さすがに全身となると、偶然同じになったとは考えられません。私と娘のすべてをコピーしようとする異常な執着に、背筋が凍りました。一体どういうことなのか娘に聞いてみると、学校でも持ち物や話し方まで何でもマネされて困惑しているとのことでした。

 

授業参観に向けての準備

Bさんに直接事情を聞くべきか頭を悩ませていたとき、娘から国語の授業で「私の好きな本」と題した発表があると聞きました。娘は英語が得意なので、私は「せっかくだから、人気の物語の『原作』を紹介してみたら?」と提案。娘も「おもしろそう!」と、楽しそうに発表の準備を始めました。

 

すると、A子ちゃんが「発表、何の本にするの?」と娘に探りを入れてきたそうです。娘は隠すことでもないと思い、「〇〇っていう本だよ」と素直に教えました。

 

そして迎えた授業参観の本番。なんとA子ちゃんは娘とまったく同じ本を紹介したのです。しかも、その説明は娘が家で練習していた発表内容とよく似ていました。

 

マネをしたことが裏目に……

不思議に思った先生は、「一番好きなページはどこ?」とA子ちゃんに質問を投げかけました。するとA子ちゃんは言葉に詰まり、うつむいてしまいました。

 

それもそのはず、A子ちゃんは“本を読んでいない”のではなく、“本を読めなかった”のです。なぜなら、娘が選んだ物語の原作はすべて『英語』で書かれていたのです。

 

一方、完璧に洋書を紹介した娘……。幼少期から英語を習っていたので、物語くらいならお手のものです。A子ちゃんは恥ずかしさで真っ赤になり、少し離れたところで参観していたBさんも、顔をこわばらせてバツが悪そうにうつむいていました。

 

授業参観のあと、事態を不自然に思った先生が二人に聞き取りをしてくれたことで、さらなる真相が判明しました。なんと、娘が机に出したままにしていた発表の資料を、A子ちゃんがこっそり見て丸写ししていたというのです。発表内容がそっくりだった理由も、これで腑に落ちました。

 

自分らしさを見つけるきっかけに

発表の出来事をきっかけに、A子ちゃんとBさんが私たち親子のマネをしていることが周囲の保護者にも伝わったようで、「やりすぎでは?」という声が上がるようになりました。そして、Bさんは次第に周囲から距離を置かれるようになっていったのです。

 

この出来事以降、A子ちゃんとBさん親子が私たちをマネすることはなくなりました。表面だけマネをさせても中身が伴わなければ意味がないと、Bさんも身をもって気づいたのかもしれません。

 

その後、A子ちゃんは自分の本当に好きなものを少しずつ主張できるようになり、本来の明るい個性を見せはじめました。マネばかりで戸惑っていた時期を乗り越え、今でも娘とA子ちゃんは仲良く遊んでいます。

 

以前よりも自然な関係で楽しく付き合えている娘たちの姿を見て、私もホッとしました。Bさんには、2度と子どもに無理な振る舞いを強いらないでほしいと願うばかりです。

 

◇ ◇ ◇

 

「子どもを人気者にしたい」という親心から始まった行動だったのかもしれませんが、“できる子”をマネさせるあまり、子ども自身の個性を消してしまっては本末転倒です。わが子のありのままの良さを理解し、大切に伸ばしてあげたいものですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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