「また出張?」妻の言動に嫌な予感
妻は事務職のはずなのに、「他県での研修のサポートを頼まれた」などと理由をつけては、月に何度も外泊するようになったのです。
嫌な予感がした私は、探偵に調査を依頼しました。結果は……クロ。妻は出張と嘘をつき、若い男と旅行を繰り返していたのです。証拠を手に入れた私は、いつ問い詰めるべきかタイミングを計っていました。
そんなある週末のこと。妻はまた「2泊3日で出張に行ってくる」と言って、ウキウキしながら大きなキャリーケースを引いて出かけていきました。
電話越しに聞こえた“波の音”と男の声
翌日、妻に用事があってLINEをしましたが、既読になりません。少し心配になった私は、電話をかけました。
数回コールしたあと、不機嫌そうに電話に出た妻。しかし、電話の向こうからは……ザザーッという波の音と、「ねぇ、早く海行こうよ」という若い男の声がはっきりと聞こえてきたのです。
「……今どこにいるんだ? 出張じゃないのか?」と尋ねると、妻は少し焦った様子を見せたものの、すぐに開き直ってこう言い放ちました。
「は? 出張中だけど!? いちいち詮索しないでよ、ウザい!」
「っていうか、仕事の邪魔! 二度と連絡してこないで!!」
ブチッ。ツーツーツー……。その瞬間、私の中で張り詰めていた糸が、プツンと切れました。
妻の留守中に始めた、私の“ある準備”
「二度と連絡してこないで」その言葉を聞いた瞬間、私はもう直接話し合うのは無理だと感じました。
私はすぐに証拠を整理し、弁護士に相談。そして、今後のやり取りはすべて法的に問題のない形で進めることにしたのです。
その後、私はひとまず実家へ戻る準備を進めました。自分の身の回りの物や、独身時代に購入した家具や家電を整理し、妻とは距離を置くことにしたのです。
さらに、弁護士を通して離婚協議書と慰謝料請求に関する書面を作成。以後の連絡は、すべて代理人を通すよう正式に伝えました。
もぬけの殻になった部屋と、妻の末路
数日後、浮気旅行から帰ってきた妻から、私のスマホに鬼のような着信がありました。私はひと言、「書類に記載の弁護士を通してください」とLINEで送りました。
その後、私が依頼した弁護士から報告がありました。妻は、私の荷物がなくなった部屋を目にし、さらに突然代理人から書面が届いたことで、ようやく事態の深刻さを理解したようです。妻の実家にも離婚の原因を伝えていたため、両親から厳しく叱られたとのことでした。
さらに、慰謝料を請求されたことで、浮気相手の男は「俺は関係ない」と妻を見捨てて逃げたそうです。
妻は「ただの遊びだった」と言い訳しましたが、私の気持ちは決まっていました。結局、離婚が成立。家も、夫も、浮気相手も失い、慰謝料だけを背負って実家へ戻ったそうです。
私は新しいマンションに引っ越し、穏やかな日々を送っています。
◇ ◇ ◇
パートナーの行動に違和感を覚えたとき、見て見ぬふりを続けるのはつらいものですよね。今回のように、事実を冷静に受け止めたうえで、自分のこれからを守るための行動を取ることも、ひとつの選択なのかもしれません。つらい状況の中でも前を向き、自分らしく過ごせる環境を選んでいきたいですね。
【取材時期:2026年4月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。