【厚揚げの選び方】違いは“中の豆腐”で決まる
厚揚げはどちらも同じ「豆腐を揚げたもの」ですが、大きな違いは中に使われている豆腐の種類です。

- 普通の厚揚げ → 木綿豆腐ベース
- 絹厚揚げ → 絹ごし豆腐ベース
この違いによって、「密度」と「水分量」が変わります。
木綿豆腐は水分が抜けていて、ぎゅっと詰まったしっかりした構造。
一方、絹ごし豆腐は水分が多く、なめらかでやわらかい構造です。
そしてこの構造の違いが、料理したときの仕上がりに大きく影響します。
味のしみ込みやすさと崩れにくさは比例!
厚揚げ選びで重要なのが、次の2つです。
- 味のしみ込みやすさ
- 崩れにくさ

実は、普通の厚揚げ(木綿ベース)の方が、繊維の間に隙間があるため、煮汁がしっかり入り込みやすいのが特徴です。
一方、絹厚揚げは内部がなめらかで水分が多いため、味が入りにくく、表面中心の味付けになりがちです。
さらに、煮込んだときの状態も大きく違います。
木綿ベースは形がしっかりしているため、長時間煮ても崩れにくいですが、絹厚揚げはやわらかいため加熱すると崩れやすく、扱いに少し注意が必要です。

では、絹厚揚げは煮物に向かないから選ばない方がいいのかというと、決してそうではありません。
絹厚揚げには、普通の厚揚げには真似できない「なめらかな食感」という武器があります。
絹厚揚げの良さを最大限に活かすなら、「焼く」または「そのまま食べる」料理がベストです。
例えば、フライパンで表面をカリッと焼く「厚揚げステーキ」。
外側の香ばしさと、中のなめらかさのコントラストは、絹厚揚げならではの贅沢です。
あるいは、トースターで焼いて生姜醤油をかけるだけでも、立派なご馳走になりますね。
煮汁に浸すのではなく、ソースを「かける」、あるいは短時間で「和える」料理において、絹厚揚げはその持ち味を最大限に活かせます。
料理別!おすすめの"厚揚げ"使い分け

では、どう使い分ければいいのでしょうか?
ここが一番大事なポイントです。
・煮物・おでん → 普通の厚揚げ(木綿)
しっかり味をしみ込ませたい料理にはこちら。
長時間煮ても崩れにくく、だしを含んで美味しく仕上がります。
・炒め物 → 普通の厚揚げ(木綿)
形をキープしやすく、焼き色もつけやすいので扱いやすいです。
・軽く温めるだけ・あんかけ → 絹厚揚げ
なめらかな食感を活かしたいときにおすすめ。
短時間加熱で、口当たりのよさを楽しめます。
・そのまま焼いてシンプルに → 絹厚揚げも◎
外はカリッと、中はなめらかな食感を楽しめます。
"なんとなく"から"用途で選べる"へ「厚揚げの選び方」知っておいて

厚揚げは価格も手頃で、たんぱく質もしっかりとれる優秀食材。
だからこそ、少し選び方を意識するだけで、料理の仕上がりがぐっと変わります。
「この料理にはこっち」と用途によって選べるようになると、いつものごはんが一段レベルアップしますよ。
ぜひこの記事を参考に、その日の料理に合った厚揚げを選んでみてくださいね。