出発前に子ども発熱…なのに同窓会を心配!








30代後半のAさんは、夫と3歳の息子の3人暮らし。夫の高校時代の同窓会が10年ぶりに開催されることになり、ちょうど休みも取れることから、同窓会に合わせて家族で義実家へ帰省することにしました。同窓会が近づいてくると、夫は子どものように楽しみにしていたと言います。
ところが、帰省の前日、いつも元気な息子が鼻水を出し、食欲もありません。熱を測ると37度後半。高熱ではないものの、さらに上がる可能性があります。風邪やインフルエンザが流行しており、無理をさせるわけにはいきません。
Aさんが、不安な気持ちで子どもを見ていると、寝そべってスマホを眺める夫の口から出たのは「帰省どうすんの? 同窓会あるんだけど」という言葉でした。
無神経なひと言に、Aさんは一瞬フリーズ。さらに、夫は追い打ちをかけるように
「せっかくの休みなのに。子どもの体調管理してる? もっと徹底できなかったの?」
「同窓会キャンセルしたくないんだけど」
と、息子を心配するどころか、責めるような発言を連発したのです。
ついにブチ切れ!「なら、ひとりで帰省して」
Aさんは、普段から息子の体調管理を徹底しているため、幼稚園もほとんど休まず通えているそうです。どれだけ気を付けていても体調は崩れてしまうのに、自分の楽しみだけを優先して考え、責任を押し付ける夫の態度に、Aさんの心の中で何かが音を立てて切れました。
「普段からこの子の体調管理は私がしてるよね。ずっと人任せのあなたに言われたくないよ!」とかみつき、「大人でも急に体調崩すでしょ? 子どもより同窓会を心配するとか、親である前に人間性を疑うわ」と憤慨しました。
怒りをぶつけられた夫は、気まずそうに「でも、10年ぶりだし……」と、まだ未練がましくぼやきます。その姿に愛想が尽きたAさんは「じゃあ、あなただけで帰れば? 同窓会が楽しみなのはわかるけど、子ども優先じゃない人の顔なんて見たくない」ときっぱり。
すると、夫は「心配はしてるけど……」ともごもご言うので「後から『子どものせいで行けなかった』とかグチグチ言われたくない。さっさと行ってよ!」と、突き放しました。
義父母から大叱責…挙句、自業自得の羽目に
結局、夫はバツが悪そうに荷物をまとめ、翌日の朝、逃げるように実家へ。すると、その日の夕方、義母から「Aちゃん、バカ息子が本当にごめんなさい。お父さんとこっぴどく叱ったけど、本当に情けないわ。体調が良くなったら改めて遊びに来てね」と連絡が来ました。
夫は、ひとりで帰省した理由を問い詰められ、義両親にお説教をくらったようです。
幸い、息子の熱はすぐに下がり、Aさんと息子は自宅でゆっくり過ごしました。
夫が帰宅したのは同窓会の翌々日。開口一番「親からも叱られたけど、本当にごめん。そして同窓会に行かせてくれてありがとう」と、しおらしく頭を下げました。Aさんは謝罪を受け入れつつも、「ところで顔が少し赤いよ」と夫の変化に気付きます。「え? 実は少し熱っぽい。同窓会で風邪をもらってきたかも」と夫。体温を測ると37度後半でした。
Aさんは「ちゃんと体調管理してるの?」という言葉をぐっとこらえ「早く寝たほうがいいよ」と言い、その後はかいがいしく夫の看病をしてあげたのでした。
まとめ
子どもに限らず、楽しみにしていた大事な予定の前に限って、誰かが体調を崩してしまうのはよくある話です。今回、夫が取るべきだったのは、Aを責めたり、同窓会の参加を心配したりするのではなく、まずは息子の体調への気づかいだったはずです。自分の楽しみが奪われる不安を、人のせいにすると、夫婦の信頼関係も一気に崩れます。
楽しみにしていたからこそ優先したい気持ちはわかりますが、不測の事態にこそ本性が現れます。今は何が一番大切かを見失わず、互いに思いやれる夫婦でありたいと考えさせられた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山﨑 みさ/30代女性・ライター。産後の物忘れの悪化に悩む、2018年生まれの男の子と2022年生まれの女の子のママ。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすること。
マンガ:おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
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