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「下請けは5時間待ってろ!嫌なら契約終了w」社長令嬢に見下され無茶振り…(涙)→即撤収した結果

​実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

僕は運送会社でトラック運転手として働いています。その日は、相棒である女性同僚と一緒に、ある大企業へ製品の「荷受け」に向かっていました。しかし、そこで待ち受けていたのは、常識では考えられないような理不尽な対応だったのです。

 

「5時間待ってて。嫌なら契約終了よw」

目的地である大企業の工場に到着し、「お疲れ様です。予定通り荷受けに伺いました」と出荷担当者に伝えると、相手は申し訳なさそうにこう言いました。

 

「すみません……直前に社長令嬢のストップがかかっちゃって、まだ準備ができてなくて。少し待ってもらうことはできますか?」

 

「少しってどれくらいでしょうか」と僕が聞くと、「いやぁ、私の方ではなんとも……。すみませんが、直接お話ししていただいてもいいでしょうか」と、社長令嬢に電話を繋がれたのです。

 

彼女は会長の縁故で入社したそうで、現場ではかなり横暴な振る舞いで有名でした。

 

「あの、遅れると伺いましたが、あとどれくらいかかりますでしょうか」

 

僕が尋ねると、電話の向こうから、いかにも馬鹿にしたような高笑いが聞こえてきました。
「あぁ、運送屋さん? 今、急遽製品に修正をかけてるところなの。多分……あと5時間くらいかしらw」

 

あまりの言い草に、僕は耳を疑いました。
「ご、5時間、ですか……!? 事前の予定ではすぐに積み込めるというお話でしたが。こちらも次の配送スケジュールが詰まっておりまして……」

 

丁寧にお願いしようとしましたが、彼女はさらにヒートアップします。
「はぁ!? 下請けのくせに私の指示に逆らうの? 嫌なら今すぐ契約終了よ! あんたたちの代わりなんて、掃いて捨てるほどいるんだからw」

 

「ちょっと待ってください! そんなことこの場で決められません」

 

「じゃあ、あんたたちの上司に伝えて。こちらの要望に添えないような使えない業者はもう来なくていいって。代わりの業者を呼ぶからさっさと帰って!」

 

そう言って彼女は、一方的に電話を切ってしまいました。

 

契約終了だって?「良かったですね!」

僕と同僚は、トラックの運転席で顔を見合わせました。
普通なら大企業の担当者に「契約終了」と言われれば青ざめる場面ですが、僕たちの心境は全く逆でした。

 

「契約終了だって……。良かったですね!」 同僚がハンドルを握りながら、これ以上ないほどの晴れやかな笑顔で僕に言いました。 「本当だね。これでやっと、この無理難題ばかりの会社と縁が切れるよ」

 

実は、この取引先は以前から待ち時間の超過や不当なキャンセルが相次いでおり、僕たちの会社でも「次に大きなトラブルがあれば取引を停止する」という方針が固まっていたのです。

 

さらに言えば、今日僕たちが受け取るはずだった製品は、彼らが別の重要顧客に納品するための「納期ギリギリ」の品。僕たちが引き揚げれば、困るのはあちらの方でした。

 

僕はその場ですぐに会社の上司に電話し、事情を説明しました。すると上司は、 「そんな無茶な要求と暴言を吐く相手とは、もう付き合いきれん。指示通り帰ってこい。後の交渉はこっちでやる」 と即答。会社として正式な判断が下ったため、僕たちは晴れ晴れとした気分でトラックを走らせました。

 

逆ギレ令嬢からのパニック電話

会社に戻る途中、僕のスマホが激しく鳴り響きました。画面を見ると、なんと先ほど「さっさと帰れ」と言い放った社長令嬢本人からです。

 

「ちょっと! なんで本当に帰ってるのよ! 冗談に決まってるじゃない、今すぐ戻ってきなさいよ!」

 

電話口で叫ぶ彼女の声は、先ほどまでの余裕はなく、完全にパニックに陥っていました。どうやら僕たちが帰った後、現場が大混乱になり、上層部から「代わりの業者なんてすぐに見つかるわけないだろう!」と大目玉を食らったようです。

 

僕は冷静に答えました。
「いえ、冗談だなんて思いませんでしたよ。『契約終了だ、二度と来るな』とはっきりおっしゃいましたよね? 弊社としても、ご指示通り契約終了ということで引き揚げ、すでに別の配送ルートに入っています。もう戻ることはできません」

 

「そんな……! お願い、戻ってきて! この荷物が届かないと私の立場が……!」
半泣きで縋り付いてくる彼女でしたが、「では失礼します」と告げて電話を切りました。

 

結局、その工場は急遽の配送手配がつかず、納期の遅延によって多大な損失を出したそうです。その後、彼女は自分の身勝手な発言が招いた失態の責任を厳しく問われ、全ての業務から外されたと聞きました。

 

一方、僕と同僚は、ストレスの元凶だった取引がなくなったおかげで、今は心穏やかに、安全運転で全国を飛び回っています。理不尽な要求にNOと言える環境が、僕たちの仕事に本当の誇りを取り戻してくれました。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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ライターベビーカレンダー/ライフスタイル班

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