息子との約束を忘れて寝坊した夫
夫は息子と約束していたゲームイベントの日にも寝坊。前日の飲み会で飲みすぎたらしく、私が何度起こしてもまともに起きられず、結局私が息子を連れて出かけることになったのです。
その日、夫は起きるなり「どこにいんの?」と、何も覚えていない様子でした。私はあきれながらも、今日は息子をイベントに連れて行く約束だったこと、何度も起こしたことを伝えました。
夫は「覚えてない」「昨日ちょっと飲みすぎた」と謝りましたが、私は素直に許す気にはなれませんでした。夫は以前から、家族で出かける約束をしても、仕事や飲み会を優先しがちだったのです。私が「もう少し家庭を大事にして」と伝えると、夫も反省したように謝り、「少しずつ変える」と口にしました。
しかし、その日の夕方になって、夫はまた「取引先の人と食事の約束がある」と言い出しました。結局、その日も家族との時間より仕事関係を優先したのです。
義両親の離婚危機で家族旅行が中止!?
それから数週間後のことです。今度は連休に予定していた家族旅行が、突然キャンセルになりました。息子も私も楽しみにしていた予定だったため、私は驚いて理由を尋ねました。
すると夫は、自分の両親が離婚するかもしれず、連休は実家に帰って話し合いに参加しなければならないのだと言いました。仲の良い義両親だっただけに、私もすぐには信じられない気持ちでしたが、夫の様子は深刻そのもの。私は「それなら仕方ない」と受け入れ、旅行のことは諦めることにしたのです。
さらに私は、必要なら義父母がうちに来られるよう部屋を整えておくことや、自分にできることがあれば協力したいと伝えました。夫はそんな私に感謝し、「本当にごめん」と繰り返していました。
このときの私は、まさかその話自体が嘘だったとは思いもしなかったのです。
義両親からの連絡で、夫の嘘が発覚
ところが、夫が実家へ向かった翌日、事態は思わぬ方向へ進みました。義母から「連休に予定がなければ、食事でもどう?」と連絡が来たのです。私は義両親の離婚騒動のことが気になり、探るように話を振ってみました。
すると義母は、そんな話は初耳だというような反応。詳しく聞いてみても、義両親の間に深刻なトラブルはなく、連休もいつも通り過ごしていると言うのです。そんなやり取りのあと、夫から「両親は仲直りした」と軽い調子の連絡が届き、私は夫が嘘をついていたのだと確信。
その瞬間、夫が私たちとの家族旅行を断るために、義両親を理由に嘘をついたのだと悟りました。さらに不審に思って自宅のパソコンを確認すると、夫が旅館を予約していた履歴を見つけました。日程は一致しています。私は兄に事情を話し、車で現地まで連れて行ってもらうことにしたのです。
到着後、夫に「実家じゃないよね? 今、すぐ近くにいるよ」と連絡すると、夫は驚きながらも「少しひとり旅がしたくて」と苦しい言い訳をしてきました。けれど、駐車場に停まっていた夫の車の中には、見覚えのない女性物のポーチがあり……。
今さら「家族が一番」と言う夫に、私は
その場で夫は不倫を認め、泣きながら謝罪しました。不倫相手との関係を終わらせる、家族を選ぶ、もう二度と裏切らない――そんな言葉を並べましたが、私の気持ちは戻りませんでした。
そもそも私はこの件が発覚する前から、夫に対して不満を抱えていました。家族との約束を軽く扱い、家事も育児も私任せ。そのうえで、不倫相手との時間を優先していたのです。夫が「一番大事なのはお前と子どもだ」と言っても、言葉より行動がすべてを物語っていました。
不倫相手の女性とも直接話をしましたが、夫が将来を匂わせるような発言をしていたことがわかりました。私は、もうこの人を信じることはできないと確信。そして、慰謝料や養育費も含め、きちんと責任を取ってもらったうえで離婚する決意を固めたのです。
両家で話し合い、離婚が成立。その後
その後、両家の親も交えて話し合いをおこないましたが、夫の味方をする人は誰もいませんでした。夫は息子の存在を持ち出して離婚を拒みましたが、これまで家族を後回しにしてきた事実は消えません。最終的には離婚届にも署名し、条件についても話し合いが進みました。
また、不倫相手の女性にも慰謝料を請求。ですが、私にとって一番許せなかったのは、やはり夫でした。家族を裏切り、不倫相手のことも都合よく扱っていたその身勝手さに、最後まであきれるばかりでした。その後、夫は不倫相手の女性に振られたようです。
今は私と息子の2人で暮らしています。義両親も私の両親も息子を気にかけてくれていて、週末には誰かが遊びに連れて行ってくれます。息子の笑顔を見るたび、これからはこの子を何より大切にし、もう二度と悲しい思いをさせないようにしようと、改めて強く思っています。
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家族との約束を後回しにする積み重ねや、小さな違和感は、やがて大きな信頼の揺らぎにつながってしまうこともありますよね。大切な人を傷つけないためにも、日々の行動で誠意を示していきたいですね。
【取材時期:2026年4月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています