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妻「貧乏は無理」浮気相手と失踪→数年後「出入り禁止です」偶然の再会で男が顔面蒼白のワケ!

数年前、私は数人の仲間と一緒に、現場作業を請け負うごく小さな会社を立ち上げました。社長とはいえ、毎日自分も泥だらけになって現場に出る日々。生活はギリギリでしたが、妻とは小さなアパートで暮らし、休日に近所のスーパーで安い食材を探すような何気ない時間に、私はほのかな幸せを感じていました。

妻からは時折、「もっといい服が着たい」「たまには豪華な外食がしたい」とこぼされることもありました。そのたびに申し訳なく思い、「もう少し会社が落ち着いたら、必ず楽をさせるからね」と心に誓って、毎日必死に汗を流していたのです。

突然の裏切り

しかし、そんな毎日は突然終わりを告げました。ある日、予定より早く仕事が終わり、妻の好きなスイーツを買って帰ろうとしていたときのこと。近所のカフェから、妻が見知らぬ男性と腕を組んで出てくるのを目撃してしまったのです。

 

頭が真っ白になり、思わず声をかけました。しかし妻は一切悪びれることなく、「あなたとの貧乏生活はもう無理なの。これからは彼と一緒になるわ」と、氷のように冷たい視線で言い放ちました。


さらに私を絶望させたのは、一緒にいた男性の正体でした。彼は、私の小さな会社に仕事を回してくれている、取引先の社員だったのです。彼は私を見下すように笑い、「慰謝料を要求するなら、お前の会社への取引は終了だからな」と脅してきました。


妻に裏切られた悲しみと、弱い立場を利用された悔しさで、胸が張り裂けそうでした。しかし、私はそんな理不尽な脅しに屈するつもりはありませんでした。会社の仲間たちに打ち明けると、「そんな卑劣な奴からの仕事なんて、こっちから願い下げだ」と背中を押してくれたのです。私は毅然とした態度で慰謝料を請求し、妻とはきっちり離婚しました。その結果、腹を立てた彼の手回しにより、会社への取引は本当に打ち切られてしまったのです。

 

どん底からの出発。地道な努力で取り戻した自信

結局、一番の得意先を失った私の会社は立ち行かなくなり、畳むことになりました。妻とは離婚し、仕事も家庭もすべて失った私は、しばらくの間、何も手につかない状態でした。

 

しかし、心配して頻繁に様子を見に来てくれる両親や元仲間たちの顔を見ているうちに、「このまま負け犬で終わってたまるか」という静かな闘志が湧いてきたのです。悲しみに浸るのはもうやめよう。私は心機一転、少し大きめの建設会社に一から現場の作業員として再就職しました。


新しい職場では、過去の悔しさをバネにして、誰よりも早く現場に入り、丁寧で確実な仕事を心がけました。専門的な難しいことは最初は分かりませんでしたが、その真面目な姿勢が少しずつ周囲に認められ、数年後にはいくつもの現場を束ねる責任者に抜擢されるまでになったのです。

 

予期せぬ再会と立場逆転

ある日、私が責任者を務める大きな工事現場で、思いがけない出来事が起こります。なんと、出入りする協力会社の作業員の中に、あのときの取引先の社員がいたのです。元々の傲慢な態度や職権乱用が問題になって大きなトラブルを起こし、居られなくなって辞めたようでした。今の会社に拾われたものの、すっかり落ちぶれた姿でした。

 

朝礼で私と顔を合わせた瞬間、彼は顔面蒼白になりました。私が現場のトップとして彼らに指示を出す立場であることを知り、完全に立場が逆転したことに気づいたのです。


その後、彼は私が過去の腹いせに何かしてくるのではないかと怯え、露骨に機嫌を取ろうとしてきました。休憩時間にこっそり近づいてきて、「あの時はすみませんでした。これ、ほんの気持ちですから……」と、商品券らしきものが入った封筒を私のポケットに押し込もうとしたのです。私はすぐさま彼の手を制止し、「そういうことは一切お断りします。ここでは決められた作業のルールだけをきっちり守ってください」と、毅然と突き返しました。

 

私に裏工作をきっぱり断られた彼は、ひとまずその場ではおとなしく引き下がりました。けれど、心を入れ替えたわけではなかったのでしょう。しばらくは真面目に働くふりをしていたものの、もともとの仕事への姿勢は変わらず、すぐに現場のあちこちでボロが出始めました。

 

自分の作業だけを早く終わらせようとするあまり、片付けが不十分だったり、次の工程に入る職人への引き継ぎがいい加減だったりしたため、周囲からも次々に苦情が出るようになったのです。

これ以上は現場の安全を維持できないと判断した私たちの会社は、彼の所属する会社へ正式に抗議を行い、責任者として彼個人の現場への出入り禁止を通達しました。


結果的に、自らのいい加減な仕事ぶりによって今の会社にも居づらくなり、辞めてしまったそうです。

 

地道に生きてきたからこそ掴んだ穏やかな日々

彼が仕事を失い収入が途絶えたことで、お金目当てで彼を選んだ元妻も激怒し、二人は泥沼の言い争いの末に別れたと風の噂で聞きました。

 

後日、私の近況をどこかで聞きつけた元妻から「やっぱりあなたが一番やさしい。もう一度やり直したいな」と身勝手なメッセージが届きました。私は一言「今の私には、共に汗を流す大切な仲間がいます。二度と連絡しないでください」とだけ返信し、きっぱりとブロックしました。


過去の傷が完全に癒えることはありませんが、地道に真っ直ぐ生きてきた今の自分に、確かな誇りと清々しさを感じています。
 

◇ ◇ ◇

理不尽なトラブルや心無い言葉に傷ついたとき、悔しい気持ちでいっぱいになるのは当然のことです。しかし、マイナスな感情に振り回されず、どんなに苦しい思いをしても、目の前のことに誠実に向き合い、地道な努力を続けることが、結果的に自分を一番の幸せへと導いてくれるはず。腐らずに前を向いて、自分らしい人生をしっかりと歩んでいきたいですね。
 

【取材時期:2026年4月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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