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「また手術?」脇の下の痛むできものにおびえる私。しかし医師が告げた意外な方針とは【医師解説あり】

鏡を見るたびに気になっていた首元の小さなできもの。そんな私の軽い気持ちが、のちに手術という事態を招くことになるとは、そのときは思いもしませんでした。よくある皮膚トラブルの一つだと見過ごしていたのです。実際に直面して初めて知った、自己判断の危うさと、状態によって全く異なる治療のリアルをお伝えします。【医師解説あり】

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師久野 賀子先生
PRIDE CLINIC 医師

PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
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軽く見ていた違和感

最初は、首に小さなおできのような状態でした。痛みもなく、生活に支障があるわけでもありません。それでも気になって触っているうちに、何度か自分でつぶしてしまいました

 

すると少しずつ大きくなり、赤みや腫れを繰り返すようになったのです。不安がはっきりした形になり、このままではいけないとようやく受診を決めました。

 

手術という選択

診察室で医師から告げられたのは、「粉瘤(ふんりゅう/皮膚の下に袋状の嚢腫ができ、剥がれ落ちた角質や皮脂が袋の中にたまってできた良性の腫瘍)」という診断でした。すでに悪化しており、袋ごと取り除く手術が必要だと説明を受けました。

 

軽い気持ちで触っていたことが悪化につながった可能性もあると聞き、胸が痛くなりました。結果的に摘出手術を受け、その部位は落ち着きましたが、もっと早く向き合っていればよかったという思いは残りました。

 

 

再び感じた不安

それから数年後、今度は脇の下に粉瘤ができました。じんじんとした痛みもあり、前回の記憶がよみがえりました。また手術になるのではないかという不安を抱えながら、地元で一番大きな総合病院を受診しました。

 

ところが医師からは手術の話は出ず、「まずは軟膏で様子を見る」と言われました。本当にそれだけで大丈夫なのかわからないまま、指示どおり塗り続けました。すると数日後には腫れが和らぎ、触れていたしこりも目立たなくなりました。その変化にほっとしたのを覚えています。

 

状態で変わる判断

後になって知ったのは、炎症が強い時期は無理に処置をせず、まず腫れを落ち着かせることを優先する場合があるということでした。首のときは摘出が必要な段階まで進んでいたこと、脇の下ときは炎症を抑える時期だったこと。同じように見えても、実際には状況が異なっていたのだと理解しました。

 

まとめ

今回の経験を通して、同じ病気でもそのときの状態によって治療が変わることを知りました。見た目が似ていても、進み方や炎症の強さはそれぞれ違うのだと実感しました。そして、少しでも違和感を覚えたら自己判断をせず、早めに病院へ行くことの大切さも改めて感じています。体のサインを後回しにしないことが、自分を守ることにつながるのだと思いました。

 

医師による解説:粉瘤は炎症が落ち着いた後に摘出

絶対に「自分でつぶさない」こと

粉瘤は皮膚の下に「袋」がある状態です。無理に中身を出そうとすると、袋が皮膚の中で破れて細菌感染を起こし、激しい痛みや炎症(炎症性粉瘤)を引き起こします。

 

状態によって変わる治療のステップ

腫れや痛みが強いときは、まず抗生剤や軟膏で炎症を抑える処置を優先します。根本的に治すには、炎症が落ち着いた後に袋ごと取り除く摘出手術が必要です。

 

早めの受診がメリットになる

「まだ小さいから」と放置せず、早めに受診することで、手術の手間も傷痕も最小限に抑えられます。違和感を覚えたら、まずは専門医に今の状態を見極めてもらいましょう。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

監修:久野 賀子先生(PRIDE CLINIC 医師)

著者:大吉誠/50代男性・会社員

イラスト:ふるみ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)

 

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