ママ友の意外すぎるプライベート
そのママ友は30代前半で、とても明るく話しやすい女性でした。勤務先が同じということもあって共感できることも多く、自然とお互いの家を行き来するような関係になりました。
ある土曜日の午前、私が「週末はどんなことしてるの?」と尋ねると、彼女は少し照れたように笑いながら「実は……家族みんなで仕事してるんだよね」と答えました。
私は驚いて「え!?」と聞き返すと、「家族でフードデリバリーの配達をしてるんだよ」と言うのです。最初は冗談かと思って思わず笑ってしまいましたが、詳しく話を聞いていくと、それが事実だと分かりました。
それぞれの家族のカタチ
ママ友によると毎週末、旦那さんと娘さんと一緒に事業用登録した軽自動車に乗り、数時間ほど配達をしているそうです。“みんなで仕事”とは言いつつ、実際に稼働できるのはママ友本人だけとのことで、彼女が配達の仕事をして、旦那さんと娘さんは付き添いなのだとか。
配達の途中で公園の前を通ると、同じくらいの年齢の子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿が見え、娘さんが「遊びたい」と言い出すこともあるのだとか。
さらに、お昼時においしそうな料理を見て「やったー!ごはんだ!」と喜ぶこともあるそうですが、それが配達用だとわかると少しがっかりしてしまうそうで、「ほほ笑ましいけれど、ちょっと複雑な気持ちになるんだよね」と話していました。
驚いたことに、ママ友自身は平日も仕事が終わったあとに、夜遅くまで配達をする日もあるそうです。ママ友の話を聞いて、家庭ごとに生活スタイルや価値観は本当にさまざまであることを実感したのでした。
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最近では、子連れ出勤を認める職場や、子育て世代が柔軟に働ける環境も増えてきています。ただし、フードデリバリーサービスの中には、安全面や防犯上の観点から、本人以外の同乗や子ども連れでの稼働が禁止されている場合もあるため注意が必要です。
それぞれの家庭に合った働き方を探す際は、サービスの利用規約や職場のルールをしっかりと確認し、何よりもお子さんの安全と健康を最優先に考え、無理のない範囲で取り組みたいですね。
著者:高倉美月/30代女性。2015年生まれと2018年生まれの娘、夫との4人暮らし。趣味は美容・お金を稼ぐこと。一番幸せを感じる瞬間は眠るとき。
イラスト:ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)