店内で突然始まった理不尽な怒鳴り声
数年前、友人と買い物に行ったときのことです。店内を歩いていると、歩きスマホをしていた女性が友人にぶつかってきました。ところがその女性は、ぶつかったにもかかわらず「ちょっと気を付けてよ!」と怒鳴ってきたのです。あまりにも理不尽で、私は横でモヤモヤしていました。
けれど友人は、もともと穏やかな性格だったため、そのときも「すみません」とだけ言って黙ってしまいました。
見ていられず、思わず声を上げた
それで終わるかと思ったのですが、女性はさらにヒートアップし、周囲の人にまで聞こえる大きな声で文句を言い続けました。
さすがに見ていられず、私は「ぶつかったのはそちらですよ。周りの方も驚いていますので、これ以上は控えてもらえませんか?」と伝えました。強く言い返したかったわけではなく、ただ友人がこれ以上責められるのを止めたかったのです。
友人の笑顔を見て、私まで救われた
すると、その女性は少し気まずそうに黙り込み、そのまま立ち去っていきました。場の空気がやっと落ち着いた直後、友人がぽつりと「言い返してくれてありがとう。私、ずっとこういうとき、どうしていいかわからなくて」と笑ったのです。普段おとなしい友人が、心からホッとしたように笑った顔を見て、私まで胸のつかえが取れたような気持ちになりました。
まとめ
予期せぬトラブルに直面すると、つい身がすくんでしまうものです。しかし、感情的に言い返すのではなく「大切な人を守りたい」という一心で冷静に伝えた言葉には、状況を変える力があるのだと学びました。勇気を出して一歩踏み出したことで、友人の笑顔だけでなく、自分自身の心の平穏も守ることができた気がします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:三浦歩実/20代女性・会社員
イラスト:はせがわじゅん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)
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