私の誕生日に出張!夫の挽回策とは?
私の仕事が早く終わりそうだったため、「久しぶりに外食しない?」と夫を誘いました。けれど夫から返ってきたのは、「悪い、今日は無理」という返事。理由を聞くと、翌日から急きょ出張が入ったと言うのです。
夫の会社では新しく入った社員が突然辞めてしまい、その穴埋めで夫が出張に行くことになったとのこと。仕方ないとは思いながらも、私は少しがっかりしました。というのも、その出張は私の誕生日と重なっていたからです。
夫に「明後日、何の日か覚えてる?」と聞くと、夫は一瞬黙り込みました。すぐに「覚えてるよ! 誕生日だろ?」と言いましたが、明らかに忘れていた様子。
それでも夫は、「プレゼントはちゃんと買ってある」「帰ってきたら豪華に祝うから」と言いました。さらに、私が行きたがっていたレストランを予約すると言ってくれたのです。
ドタキャン夫「プレゼントは買ってある!」
そして1週間後、夫が予約してくれたレストランに行く日。私たちはレストランへ向かう前に、近くのカフェで待ち合わせることになっていました。ところが、約束の時間になっても夫は現れません。結局、夫からは「仕事でトラブルがあった」と連絡が来ただけでした。私は夫に予約をキャンセルするよう伝え、ひとりで帰宅しました。
「やっぱり期待しなければよかった」
そう伝えると、夫は「仕事なんだから仕方ないだろ」と逆ギレ。誕生日も祝ってもらえず、家事も気づけば私ばかりがやっていることを伝えると、「誕生日を祝ってもらえないくらいで子どもかよ」と言われてしまいました。
そんな私に、夫は「プレゼントならある。出張に持っていったスーツケースの中を見てみろ」と言ったのです。
スーツケースにはプレゼント以外の「秘密」も
夫がいつも出張で使っているスーツケースを開けると、そこには本当にプレゼントが入っていました。ハイブランドのアクセサリーです。思っていたよりも高価なもので、私は驚きました。「いつも世話になってるから、感謝を伝えたくて」
夫にそう言われ、少しだけ胸が温かくなりました。けれど、スーツケースの中にはもうひとつ、幼児向けのキャラクターのぬいぐるみが入っていたのです。
「これは何?」と聞くと、夫は明らかに動揺しました。そして苦し紛れに、「そろそろ子どもがほしいと思って……そのアピールというか」と言い出したのです。あまりにも不自然な言い訳でしたが、そのとき私は笑って流しました。
「きっと一生忘れないよ」私は夫にそう伝えました。夫は、私が機嫌を直したと思ったようです。けれど実はそのとき、私はすでに気づいていました。スーツケースの奥に、見知らぬ女性と子ども、そして夫が写った写真が入っていたこと。そして、夫の署名入りの離婚届が隠されていたことに……。
「絶対開けるな!」と言われたけれど…私は
それから3週間後、夫がまた出張から帰ってきた日のこと。私は仕事を早く終えて帰宅しました。夫は帰宅後すぐにコンビニへ出かけていたため、私は洗濯をしようと思い、「スーツケースを片付けておくね」と連絡しました。すると、夫からすぐに返信が来たのです。
「ダメだ! 絶対に開けるな!」
その必死な反応を見て、私は「もう開けちゃった」と返しました。すると夫は慌てて、「洗濯物がそのままだったから、においが気になって」と言い訳をしてきました。私はそこで、すべて知っていることを伝えました。「茶封筒に入っていた離婚届と家族写真のこと?」
私はこの3週間、知らないふりをしていました。夫の出張先や行動を確認し、不倫相手の居場所を突き止めるためです。「私の誕生日も忘れて、出張という名の不倫旅行をしていたんだよね」そう告げると、夫はようやく謝り始めました。
離婚届はお守り!?すべて失った夫の末路
夫は「不倫じゃない」「誤解だ」と言い訳を重ねました。写真に写っていた親子は親戚だと言い張りましたが、誰なのか聞くと答えられません。離婚届についても、「お守りみたいなもの」と意味のわからない言い訳をしてきました。けれどそこには、夫の署名がしっかり書かれていました。
最終的に夫は不倫を認め、スーツケースにあったアクセサリーとぬいぐるみは、不倫相手とその子どもに渡すためのものだったと白状しました。そして、「相手に脅されていた」「本当は別れたかった」と泣きついてきました。
けれど、私の誕生日を後回しにし、家事も押し付け、不倫相手と家族ごっこをしていた夫の言葉を、もう信じることはできませんでした。「私が必要なんじゃなくて、自分がラクに生きるために私が必要なだけでしょ」そう言うと、夫は何も言い返せませんでした。
その後も夫は離婚を渋りましたが、義両親が間に入ってくれたこともあり、最終的に離婚が成立。弁護士を入れて話し合い、夫と不倫相手の双方に慰謝料を請求。夫は不倫相手と縁を切ったようですが、それに逆上した不倫相手が夫の会社にやってきて大変な騒ぎになったと、後日、義母から聞きました。
これからは、元夫や不倫相手に振り回されるのではなく、自分の心を癒やすために時間とお金を使っていこうと思います。
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夫婦の信頼は、日々の小さな思いやりや、誠実に向き合う姿勢の積み重ねで成り立つもの。相手を裏切りながら、その場しのぎの嘘でごまかし続ければ、関係を修復することは難しくなってしまいます。大切な人を失いたくないのであれば、日ごろから相手の気持ちを考え、思いやりを持って行動したいですね。
【取材時期:2026年4月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています