突然のミニマリスト宣言
電撃婚をした私たちは、結婚と同時に一緒に暮らし始めました。気づけば夫婦になって8年。掃除や片付けについても、なんとなく価値観は近いと思っていました。
というのも、夫はこれまで家の中のことにあまり関心がなく、口出しもほとんどしないタイプ。散らかっていれば「片付けてよ~」と軽く言う程度で、それ以上は特に何も言いませんでした。
そんな夫がある日突然、「ミニマリストになりたい」と言い出したのです。
一気に高まった“片付け意識”に戸惑い
このときのわが家は、ちょうど引っ越し直後でした。新しい家には充分な収納もありましたが、できるだけ不要な物は増やさないように生活していこうとは思っていました。
とはいえ、実際には多少散らかっていても生活に支障はなく、私は無理のない範囲で整えられれば問題ないと感じるタイプ。しかし自称・ミニマリストになった夫は違いました。
「これ、いらないんじゃない?」
「もっと減らしたほうが暮らしやすいよ」
「ママって、本当に片付け苦手だよね」
今まで気にしていなかったはずのことまで指摘されるようになり、正直ストレスに。
仕事に家事、育児と余裕がない中で、“完璧な片付け”を求められているように感じてしまったのです。
ぶつかってわかった、お互いの考え方
あるとき、思い切って自分の気持ちを伝えました。
すると夫は、「もっと快適に暮らしたいと思っただけで、責めているつもりはなかった」と。どうやら引っ越しをきっかけに、理想の暮らしを意識するようになったようでした。
一方で私は、日々の生活を回すことで精一杯。同じ家で暮らしていても、「どこまで整えたいか」の基準は違っていたのです。
そのことに気づいてからは、お互いに少しずつ歩み寄るようになりました。
ちょうどいいバランスを探して
現在は、夫が気になる場所を中心に整えてもらい、私は無理のない範囲で維持する、というスタイルに落ち着いてきました。
正直、最初は戸惑いしかありませんでしたが、物の定位置が決まったことで探し物をすることが減り、結果的に家事のちょっとした手間も軽くなりました。また、必要以上に物を増やさなくなったことで、無駄な買い物も自然と減っていったように感じます。
さらに、部屋がすっきりしていると気持ちにも余裕が生まれ、以前より落ち着いて過ごせる時間が増えたようにも思います。少しずつではありますが、暮らしやすさを実感する場面が増えてきました。
夫の突然の変化にモヤモヤしてしまいましたが、結果的には、暮らしを見直すきっかけにもなりました。これからも、お互いの価値観をすり合わせながら、わが家なりの心地よい暮らしを見つけていきたいと思います。
著者:Sugar111佐藤幸代/本職は20年以上の現役エステティシャンの40代ママ。交際0日の電撃婚。3姉妹と夫の5人家族のドタバタな毎日を執筆。産休中に収入源を増やすため始めたライターの仕事を継続中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
※AI生成画像を使用しています
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